意識的であるか、知らず知らずのうちに、邪気を貯めていく生き方は、決してプラスになる事はありません。
虐め、やっかみ、他を誹謗中傷する言動、逆ステマなどの行為の元になる邪気は、確実にその人の潜在意識に蓄積されていきます。身体に溜まった汚れは洗い流す事ができますが、潜在意識に蓄積された邪気は決して消える事はありません。
そして、その行為が如何に心の中で正当化されようとも、行った言動により、他人を傷つける事に変わりはありせん。
また、ネットなどの書込みで人に見られていないから、誰にも分からないからという理由でそのような行為を繰り返していく場合も、潜在意識に刻まれた記憶は決して消える事がなく、この後の人生に多くの波乱を起こす原因にもなります。
その報いはその方が心身的に弱ってきた時に受けることになります。自然の理(本来愛を持って生きること)に反しては、自分を誤魔化す事はできません。
「人を呪わば穴二つ」や「因果応報」という言葉がありますが、正にピッタリな言葉です。単なる諺や仏教用語として捉える程、浅い内容ではありません。
潜在意識に蓄積された邪気はその量や強さによりカルマとして確実に記憶されます。潜在意識に刻まれた邪気の記憶は、その邪気が持つマイナスの意念に基づき現象を引き起こしていきます。
そして、一番厄介なことは、潜在意識の働きはその目的が果たされるまで継続され、その結果が失敗してもその後も何度も繰り返し実行される事です。反芻により記憶が強く刻まれ続けらます。また、目的が果たされてもその記憶が消える訳ではありません。
虐め、やっかみ、誹謗中傷などの行為は行う回数や強さにより、その方の人生を壊していきます。遅かれ早かれ、自分に返って来ると考えてもらうことです。それらの行為は更に、その方が感情を込めて行う場合は、更にその記憶と働きが強化されます。
潜在意識に刻まれた邪気がもたらす報いは、倍返しどころか、百倍返しレベルだと考えて丁度良いです。それ程、人生に悪影響を起します。
もし、その方が加害者の立場から離れたとしても、潜在意識に刻まれた言動、邪気などは決して消える事はありません。その報いは,すぐに来る場合も有れば,人生の最後に壮絶な苦しみとして訪れる場合もあります。
或いは,その報いが今世では飽き足らず、来世まで持ち越されて、来世でも生まれながらにして苦しみの中で生きていかなければならないかも知れません。
他人に愛を持つ事ができない方々は、自分の人生が何故うまくいかない理由を周りの人間や他人に転嫁する傾向が強いです。他を陥れたり、誹謗中傷することにより、自分の悲しみ・苦しみの代用を得ようとします。
しかし、そういうことで、その人の問題が解決される筈もなく、悪事が明るみに出るなどして、自ら墓穴を掘ることになります。
我々は常にしっかりと自分を見つめ直す事が必要です。人は生きている間のみ、たとえ一部であっても自分の人生を訂正する事ができるからです。
邪気を蓄えた人生から決別し、心に愛の心を持ち育てる人生を歩み始めた時に、潜在意識に蓄えられた邪気を打ち消し始めます。しかし、こういった邪気はなかなかしぶとくそう簡単には消えてはくれません。根気よく今までの過ちを一つ一つ打ち消していくことが大きな救いです。
その理由を発見して突き詰めていくこと、また時にはそれをお手本にする事で暗黒に沈んだ心が、楽しく穏やかなものへと傾くきっかけをくれるでしょう。愛はそういうところからも始められます。
私達は、邪気を貯めない生き方をするだけでなく、逆に周りの人達に対して、愛の感情を人に向けることができるなら,周りから、或は、様々な方向から幸せな出来事が集まってきます。