人は失敗から多くの事を学びます。しかし、失敗したくないと思って行動をしない人（実際は、失敗している姿を周りの人に見られたくないなどを理由に行動しない場合）は、自らの行動にブレーキをかけてしまうことになります。
多くの場合は、失敗をしないに越したことはありませんが、たとえ失敗をしたとしてもそれが将来の糧になり得ます。逆に、失敗を恐れるがあまり行動できない人は、クリアすべき問題をいつまでも放置していることと同じなので、いつまでも同じ問題に悩むことにもなります。
ところで、生まれた時から資産家の子息として生まれ、英才教育を受け、将来も約束された人は失敗と言うものから程遠い存在の様に見えますが、いざ何かにつまづくと再起不能になってしまう場合さえ見られます。
また、失敗をしたくないから、行動しないと考える人がいたら、それは大きな間違いです。自分の能力を超えていることだからこそ失敗するのですから、失敗をしないと言うことは、自分をいつまでも超えることができないことを意味します。
私は若い頃は多くの失敗をするべきだと思っています。人生、就職活動、仕事、恋愛、人間関係、子育て等々に於ける失敗。同じ失敗を繰り返す人は学習能力がないのですが、失敗を乗り越えて、うまくこなすことができた人は、大きく成長できる宝物を得たのと同じです。
失敗を自分の中で消化できるならば、その人は確実に成長します。しかし、過去や現在の失敗を恐れ、前に進むことを恐れていたならば、逆に成長を止めてしまうので注意が必要です。そういう人生にならないようにしましょうね。 (出典)