Gerd AltmannによるPixabayからの画像
潜在能力を開発するために、潜在意識を制御することだけでは不十分です。人間の身体は、脳が司令塔になり制御しています。しかし、本当の意味での潜在能力を最大限に働かすためには、最下層のチャクラから覚醒をしていかなければ、本当の意味での覚醒がありません。
最大限潜在能力(超能力も含む)を開発するためには、ヨーガにクンダリニーの覚醒があります。
クンダリニーの覚醒とは、最下のムラダーラチャクラから脊髄の中をプラーナ(特に、陽気と陰気の両方の気のエネルギー交互に通す)を通すことにより、その途中にある各チャクラを覚醒させながら上昇させます。
最後に、サハスララチャクラを覚醒させることにより、全てのチャクラの統合がなされるのです。全身の各チャクラが覚醒し潜在能力を現出させてくれます。
全ての根源はムラダーラチャクラにある性エネルギーです。その性エネルギーを最大限まで高めることとプラーナを上昇させる技術により、クンダリニーの覚醒がなされます。
性エネルギーが貧弱であると、クンダリニーの覚醒どころか全く何も起こりません。むしろ身体内のバランスを崩してしまいます。
どうしてこんな面倒な作業が必要かと言いますと、脳だけが身体を制御しているのではなく、脳が司令塔になり、身体のそれぞれの中枢であるチャクラが人間の身体を制御しているからです。
どこかのバランスが崩れたならば、それは病を意味します。クンダリニーが覚醒したために何日も寝込むなんてことはザラにあります。それは、最下層のチャクラを時間をかけて開発していないからです。最下層のチャクラから順に時間をかけて開発をしていくことがヨーガでのクンダリニーの覚醒に不可欠なことです。
今までも、ヨーガを極めるがために、寿命を縮めたり、命を落とした方も数多くいるのも事実です。それは、徐々に各チャクラを覚醒して身体を慣らしていかなければなりません。それを知りながら、功を急ぐ愚は避けねばなりません。
クンダリニーの覚醒は、気功的には小周天→全身周天→大周天の流れと類似しています。気功での取り組みはゆっくりとした流れの中にその功があります。ヨーガでは数百年かかると言われているクンダリニーの覚醒と同等の開発も、気功では数年~数十年(個人差があります)で可能になりますが、正しい方法によるものでないと危険であることは変わりません。 (出典)