モンロー研究所のヘミシングに関しては、それを購入実行されたお客さんから、効果が全く無かったと言う方と、精神状態がアンバランスになったと言う方等々伺っています。左右の耳から波長がわずかに異なる音を聞くと右脳と左脳の脳波が同調すると言う、バイノーラルビートと言う理論を使っているらしいです。科学的にこういう能力を捉えようとする試みは賞賛に値しますが、まだ研究段階の状態で発売するのが問題かも知れません。
私は、テープやCD、DVDで人間の脳波、ホルモン、意識をコントロールできることはまだまだ難しいと考えています。例えば、コンピューターの技術の進歩も目覚しいものがありますが、人間の脳に匹敵するコンピューターのレベルにはまだまだ追いついてはいません。現在の大脳生理学、脳科学でもα波、β、δ、θ波の各脳波コントロールにしても極、基本的なレベルしかありません。
また、テープやCD、DVDを繰り返し聞くことにより、全く何も効果がなかった人、人によっては幻覚・幻聴が起こっていること、自律神経の調整ができなくなっていることが私の耳に入っています。ただ、人の興味を制限することができないですから、もし、利用される場合は、必ず、自己責任の範囲で行って下さい。但し、精神的に不安定で自ら意識や感情等をコントロールができない方や医師の治療を受けられている方は決して行ってはいけません。
ところで、ヘミシングの中には、幽体離脱に誘導する「体外への旅」と言う商品がありますが、このCDで行える筈の幽体離脱が私が体験したものと同じものかどうかは検証ができていません。また、敢えて言うならば、幽体離脱を繰り返すことで、寿命を縮めるのは私の考えです。(但し、エネルギーを補充・コントロールできる方は例外)幽体離脱を行うためには、かなりの生体エネルギーを要します。そして、本来は肉体に縛り付けられている霊体を体外に出してしまうのですから、エネルギーが少ない方にとっては、はっきり言って命の危険さえあります。
※幽体離脱の実体験と幽体離脱をする場合の注意点参照のこと
それを、テープやCD、DVDレベルで人間をコントロールしようとするのですから、所詮無理があっても当然です。目的が果たされるのであれば、何も問題がないのですが、たとえ、たった一人の方でも心身に於いて弊害が出るのであれば注意喚起が必要だと私は考えています。
人が超常能力を求める経緯には、それを求めることでしか、現実の悩みを解決することができないのではないか、と言う現実逃避的な考えが根底にあるのだと思います。そして、人生が恵まれていて、何の悩みもない方が、敢えて、苦行や修行とも言える訓練をしようとするかどうかが疑問に思えるからです。また、悩みを解決する方法は超常能力を開発する方法以前にもっと簡単なところにあります。
そしてもし、それが可能であるならば、楽に超常能力が開発されるものを人は求めるでしょうし、ある意味、信者の様に妄信して駆け寄るかも知れません。私は本当の能力開発の方法は科学で割り切れるものではないと考えています。それは人間そのものが科学で割り切れないからです。こう言ったものに頼るのではなく、自らの意識と対話しながら行うものだとも考えています。
※上記の記事はあくまでも個人的な感想も含まれています。ヘミシングそのものを否定するものではありません。予め、ご理解下さい。 (出典)