あなたの身体の「いいなり」になろう! -622ページ目

畑からの贈り物

「買った野菜と畑でとれた野菜の違い」って

ご存知ですか?


スーパーに行くと色とりどりの野菜が

とても美味しそうに並べられていますよね。


見ているだけでも楽しいです。


しかし、畑でとれた野菜とはちょっと違います。


それは、野菜自身の「生命力」です。


畑で育てられた元気いっぱいの野菜は、

収穫してから時間が経ってもそう簡単に

腐りません。


腐るのではなく、水分が蒸発して枯れていく

感じです。


ところが買った野菜はどうでしょう?


冷蔵庫に入れておいても時間が経つと、

腐ってしまいます。


この違いは、とても不思議だと思いませんか?



私の祖母の家には、畑があります。


毎年季節ごとに、色々な野菜が育ちます。


私たちが良く食べるサラダの食材の一つに、

「サニーレタス」があります。


葉っぱがひらひらしていて、緑の部分と

赤の部分があり、サラダに入れると

とても彩りよく仕上がります。


これは一つの例ですが、


畑からとってきたサニーレタスを

そのまま置いておくと、すぐに

しおれてしまいます。


しかし、根元の茎のところを少し

包丁で削り、10℃前後の水の中へ

浸けておいてあげます。


すると、


みるみるうちにしおれていた

サニーレタスが元気になってくれます。


とてもすごい生命力です。


この様な生命力のある野菜を

私たちは大切にしなくてはいけない

と思います。



先日、都内で開かれていた市場に

行ってきました。


これは、「マルシェ・ジャポン」という

2009年の秋から日本で開かれている、

地元の食材などを購入できる市場

のことです。


現在は、東京や神奈川だけでなく、

全国にも広がりつつあるようです。


「マルシェ」とは、フランス語で

「朝市」とか「市場」という意味です。


私は以前、フランスに滞在していたことが

あります。


フランスでは、各地の様々なところで

マルシェが開かれています。


当時のパリでは、決められた場所と曜日に

朝から多くの人で賑わっていました。


パリのマルシェの魅力は何と言っても、

新鮮で、種類が豊富なことにあると思います。


とても新鮮な野菜や果物はもちろん、

肉や魚、パン、ケーキ、チーズ等の食品に加え、

お花屋さんもあるんです。


フランスでは必ずお気に入りの買い物かごを

手に、マルシェに行きます。


そのかごからは、溢れんばかりの元気な野菜が

顔を出しています。


フランスでは、マルシェに行くのは日常のこと

なのです。


そんな素敵なマルシェが、日本でも

開かれるようになったんです。


地元の方たちが大切に育てた新鮮な野菜や果物、

地方特有の食材等がたくさんあります。


食の安心・安全を考え、低農薬や無農薬栽培の野菜や果物も並んでいます。


マルシェのメリットは、生産者が直接お客さんに

自分の食材を提供できるということです。


食材を購入する私たちにとっても、これは

大きな利点です。


なぜならば、生産者の方と直接食材や料理の仕方等についての話が聞けるからです。


普段私たちがお店で買う野菜や果物などは、

どのように育てられ、どのようなルートを辿って

来たのかわかりません。


でもマルシェには、生産者の方がいるので

とても安心です。


見た目や形が少々悪くても、味はとっても

美味しいです。


生産者の方たちが大切に育ててきた食材

への温かい心が伝わってくるようです。


「マルシェ・ジャポン」は、

これからの日本にとても大切なものを

教えてくれていると思います。


それはまさに、


「畑からの贈り物」


です。