確かに、日本の、この作品が数十カ国で放映されていると聞くと、大人気なんだな、日本の表現手法は世界に通じるんだと思う。その収益も莫大だろう。
みな、そういうとこに意識が行く。
久しい話だ。

ただ、楽しむ以前にアニメ自体がどのくらい、どのように評価されてるかは不明だ。(評価されているだろうが、どの様に?)
あっても声優の誰々が好きのような感じかな。

最近アニメを見続けていて、いろいろ語っているが、見どころをいろいろ思いつく。
画像合成手法については、
ドット一個づつを計算し、色合い、輝度を決定し表示するいわば「現代版の点描主義」だ。
テーマ曲、挿入音楽、音の世界の魅力を紹介した。
名曲揃い、また効果音が絶妙。
話が滑った時のシーンでの半半音階ずらした縦笛が笑えたり、
「ぴたテン」「この素晴らしい世界に祝福を」のエンディングは、あの頃を思い出させ、泣ける。

また、
個人的嗜好だが、キャラクター誰が好き?
で何人かを上げてみた。自分がどういう女性が好きなのかがわかったりする。ほんわかながら芯のある人が好きのようだ。フィギュア売ってないんだよなあ。中古でも無いなあ、元々サブキャラは作られていない?
(人気はキャラ設定が命なとこがあるが、物語りとは別に人柄を堪能。)

こういった面はあまり話題にならないが、各担当は心血を注いで作り上げる。もっと注目してもいいはずだが。(ファンサイトでは語られているようだが、あまりポピュラーになっていないなあ。)

で、いろいろ見てきて最近では 背景 に注力している。背景のないアニメはキャラがどんなに魅力的でも変。
また物語りに没入できない。
で、
キャラなら頑張れば真似て書けそうだが、町の日常風景とか教会の内部装飾とか夜景とか、まず真似てみようというやる気すら起きない凄さだ。
1秒とかしか映らないのに書き込みが凄いね。
(「背景デザイン人気投票」とかやらないかなあ。
どのシーンの夜景が一番凄いか!)
(昔のアニメ「どてらマン」の背景はキャラを引き立てる水彩画の世界だ。)

それから、
絵の構図やキャラの動かし方も興味深い。

東映アニメーションの作品は、どことなく実写映画の手法を用いて、それぞれのシーンを客観的カメラ位置から捉えている。(あまりキャラをクローズアップしないような。ドラマチックで好き。)

2015年を境に、多彩な表現が増えた感があるが、たぶんマイクロソフトのディレクトX 12が、画像処理の自由度を高めたことによると思う。
(「プリンセス プリンシパル」の19世紀、夜のロンドンは凄い。しかもSFで、鋼鉄で組みあげた高架直線道路をクルマが疾走する。)
驚くイフェクトが続く。画面分割でそれぞれ異なる映像が表示されたり、
それはそれでいい感じなのだが、

それ以前の手書きアニメのテイストが好きだ。
(パソコンで作っているのだろうが)
走る、飛ぶだけでもスタジオごとに独特のキャラの動き。

「まなびストレート」
「アニメーション制作進行 くろみちゃん」
「世界征服 謀略のズビズダー」
「とらドラ!」
「映画大好き ポンポさん」

最近特に、登場人物の魅力が中心でアニメ全体の評価が決まってしまうような風潮に見えるとこが、切ないが、
もっと引いたところから、視点を増やして評価してみませんか?過去の作品の再評価にもなる。

ネット視聴の普及でリバイバルで見られる。再評価が始まっているのだろう。
敢えて言うこともないかもしれないが、言いたかった。一助になれば。
(どの視点のどの作品が人気なのか知りたいなあ。)

(「狼と香辛料」の魅力を以前に語ったら、
(考え尽くし、度胸とハッタリでのし上がろうとする中世商人の生き様を描く。)
15年ぶりに新作作りが決定したそうで、楽しみだ。
→4月よりネットで見られるようです。)