お菓子の袋は、昭和の昔は、ハサミで切っていた。
そのうち、
裏の折返しを摘んで口を開けるスタイルがはやりだし、今も標準と思うが、(そのままで、いいじゃん!)
怪しい動きが新興勢力が業界を撹乱、口の部分をギザギザにして、袋の片側を縦に引き裂けさせようと画策、
業界は強引にそっちになびいた。消費者を無視して。
さあ、大変!

あれからだいぶ時間が経ったが未だそのままだ。
(自分はギザギザを無視し、口を開ける方式で暮らしている。ギザギザ方式は開け口が汚く、中身をぶちまけてしまう。
てこでも開かない場合はハサミで切る。)
(中身を一個一個包装するタイプも最近あるが、これまた大変(下記))

一時期、テレビでも取り上げられた。
口を開ける方式だと、また閉じてしばらくしてまた食べられる。
業者には都合悪いようだ。
それは鮮度がどうのこうのと誘導し。
(湿気るのは消費者の責任だからいいじゃん。
というかホントの意図は、袋を破かせ、閉じられないようにすれば、またすぐ買ってくれて「儲かる」)
(昔、味の素の売り上げを上げるため、先端の穴を大きくした話は有名だが、それを自慢してる。消費者を見下してませんか?)

さて、この袋を破壊させるギザギザ、何処にでも適用されていて、開けるのが、そう簡単でないことがある。

まず、強要してくる標準的なギザギザ方式の開け方を
想定する。(正式な説明は袋に書いていないいい加減さなので)
袋には、若干親切な場合は、矢印が書いてあって、
ギザギザの谷の部分からそっちへ引き裂いていく。
そうしろ!なんだろう。
左手で袋全体の上側の閉じ部分を持ち、右手で右端部を持って、上に口が開くように、右方向へ引っ張りながら引き裂く。
中身をぶちまけないよう注意する。無理だけど。
(右利きの場合です)

で、みんなちゃんと開けられているんでしょうか?
かなり難しいと思うけど。
(さらに難易度の高い、コンビニのシュークリームは横に開けろと、左右に切欠きが入っている。まっすぐ開かない、中身が潰れる、絶対失敗しますよ。
惣菜パンでも同じ袋を見たことがある。)

さてさて、さらに難易度の高いお菓子を発見した。悪戦苦闘の末、開け方がわかった。
(袋に開け方の説明書き書いてよ。)

この袋はどうやって開けるのか?
open 三角マークは、マークから開けろ だろうが、マークからは開けられない。


前ふりに従い、その上のギザギザの谷から矢印方向に引き裂くと、途中で取れてしまう。何回やっても同じ。
中身を取り出せない。


さあどうしよう。
こう行くと、一応は開く。汚い、中身損傷!



正解は、 手前に引く。

手前に引かないと開かない。中身が食べられない。
(でも、こうやると中身が損傷しますよ。それでいいの?)

このお菓子は厚さ2mmくらいで、割と厚みがある。
これがうまく行かない原因のようだ。引き裂かれる樹脂のラインが直進しないで、反れてしまう。
(理系的には、おもしろい展開。ムカつくけど。
普通の人は怒り心頭。
興味のある方は、おもしろいのでやってみてね。開かなかったらハサミで切ろう。)

普通、日常では 手前に引く という動作はしないので、みんな開けられない事態になってないかな?

因みに、これらは日本文化のノリでは高い壁です。
外国ではどういう方式で、どうやって開けているのかな。
というか、手前に引くというのは、外国っぽい開け方だけど、それを日本人に強要してるような気がする。

なお、他の菓子で手前に引いて開けると、中身を広範囲にぶちまける事態になりかねないのでご注意ください。
(液体ラーメンスープの袋って、どうやって開けてます?ハサミで開けてもダダ漏れ、手はベトベト。→角部だけをゆっくり取り、こぼさないように中身をカップに注ぐ。)

業界って、あまり消費者の方を向いていないんだね。