人の著作物を無断で使用すると、収益の有無にかかわらず違法行為になる。

これは基本的考え方だが、

ストリートのある著作物の内容を要約などを無断で公開すると、それで収益を得た場合、特に
違法行為となる判決がでた。
(セリフやオチも掲載)

その理由は

「本来収益を得られる状況」を
内容を公開したことで、購買意欲を削ぎ、侵害した(つまり売れない状況を作った)ことになる
というもの。
(人工知能が公開したら、人工知能作成または管理者が侵害者ですよね。)

購買意欲をかきたてる記述なら違法とは思わないが
(セリフやオチを明確に記述するのはNG。かきたてないから)
無断で行うと侵害かもしれない。
ただ、許可をとる方法を明確に、容易にしておかない状況で
(許可を出す時点で収益を得られる、明確に断ることもできるから、税金使って裁判する無駄も回避できるはず)
無断で! 無断で!
というのもおかしなところだ。

さて、ここではこのあたりをただ掘り下げるものではなく、

時間軸を入れて考えてみたい。

新発売の著作物は、

一番高収益を得られる状況だがら、侵害となるともめる。

では、新発売から時間が経ち、誰も見向きをしなくなったら、収益面でも侵害にはならないと思う。
逆に、内容を上手に表現し、購入したくなる状況
(物を買ったり、ネット有料視聴したり)
を作っただけなら どうなの?

収益は侵害していない、逆に収益に貢献することになる。(逆に、カネくれる?)

人気が出て、続編作成に至ったら関係者は嬉しい。
(ただ、無断で という点が残る。そこは許可を得られる手順を作っておいてほしいものだ。)
(もちろん 無断+勝手に収益を得る行為 は価値の横取りだから時間経っても問題は問題)

このあたり、文化庁でもっと明確にしておいてほしい。

なお、時間が経ち、収益を得られない状況でも
最近中古市場は活況で値が付く場合がある。
DVD 100円とか300円とかから5000円超もある。(値がつかないものもあるが)
ただ、大量生産じゃなく、1個2個レベル。
この場合はどうなの?
微々たるものながら、収益の侵害 と言えなくはない。
そこを争って税金使って裁判するのも不毛だよね。
(怨恨だけの裁判も避けたいね)
ネット配信でも、人気あったなかったにかかわらず過去の作品が視聴できるようになったので、これまたややこしい。なお、ネット書き込み人気を元に視聴できるようになった作品も多い。この場合は咎めないでよ。

明確にして、評価、再評価される市場にしたいものだ。
みんなで考えよう。

著作物の価値はまず大事だが、

著作権侵害

というものを正しく考え直す時期と思う。
(人工知能規制も進んでいる。同じ絡みだよ。)
曖昧なまま、いたずらに争っても不毛だし、
ビクビク気にしたら著作物は作っても 遠巻きにされちゃうんじゃ売れない、意味ないし。
(誰も拡散してくれないんじゃ間抜けだね。)

SNS 文化自体も崩壊しかねない。

とりあえず、
許可システムを確立した上で

無断で収益を得たら侵害
無断で、セリフレベルで公開したら侵害
オチの明確な公開は侵害(現在は自主規制かな)

発表から5〜10年以上経過した場合、人気が持続していなかったら、
(続編発表がなされなかったらなどを含み)
過去作品を見たくなる表現で内容を紹介するのは許容される。
もちろん活字に限る。(絵や動画は駄目よ。)
無断で収益を得るのは侵害

なお、著作者が許可範囲を公開している場合は時間軸に限らずとも、それに従える。
(初音ミクは、著作権侵害状況の対処意思不明確だが、マネしても著作者は何も言わないという特異な存在 
これの扱いも法的に明確にしておくべきかな。)

くらいのたたき台でどうですか?

因みに、アイドル文化だと、リアルタイムな舞台が売りとなるから、そこで盛り上がらないと公演チケット収入に響く。
収益につながらない。無形文化財については
もうちょっと緩いフェーズの基準が必要だね。
(ネット黎明期(活字配信レベル)、メモリストさんの情熱がAKB48をメジャーにしたとも言える。)