能登半島地震の被害は甚大で、早急に復旧を望むところだけれど、

(水道復旧が3ヶ月かかるのは長すぎで、短縮できないのだろうか。消防ホースのような長距離の仮水道システム構築は可能と思うが。
家屋火災の消火作業でで200mくらいの遠方貯水槽からホース給水しているのを見たことがある。)

脆弱家屋倒壊による圧死が想像以上に多いのは痛ましい。(倒壊すると火災延焼という二次災害も起こりうるそうだ。)
既に家屋の耐震補強は補助金付きで行われて来ているが、その方向は良いが、ほぞ組み部の金属板補強、斜めに補強鉄筋を渡すという方法だけで十分なのか?
(建物は四角だが、斜め方向に揺れたら弱い。その方向の補強はされていないと思われる。つまり
「十分な補強ではない」のでは?)
という点が気になってきた。
(ここでは通常の木造家屋について考える。
パルコンやヘーベルハウス、パナホームは初めから考慮されていて補強は要らないであろう。)

まず表題の単語解説だが、
ジオデシックドームというのはフラーという発明家が提唱した構造で、富士山レーダーの丸い囲いで採用され、広く知られている。鉄塔が倒壊する風速60mに耐える。
柱がないのに大きな空間を作れる。三角形にフレームを組むことで、荷重、振動を分散させ、全体で構造を保つ革新的設計。
地震に対しての耐震テストデータを見たことがないが(測定してほしい)耐震性が高いと考えている。
ただ、ドーム型以外の構造が作り難い(たぶん)とこが難点で日本家屋としては、あまり嬉しくないだろう。
(できる!という人はいるかも。よろしくです。)

ときで、あきらめず、そこを何とかだ。
趣旨は、

「振動、変形の面分散」

というとこが有効だということだ。
ドームじゃないけど
これなら、日本家屋にも、耐震対策にも使える。
で、上記の斜め方向対策へ繋がる。
(揺れで、四角な壁、床がひし形になろうとするのを面全体で防止する。)
(ほぞ組み部を斜めにワイヤーを渡すと効果があると思うが、窓が邪魔になるし、外観が悪くなるとこも辛い。)

ドームは高さ方向を確保するために、球体になってしまうが、
面だけを(壁だけを、床だけを)補強するなら、平らでもいい。

ジオデシック構造(三角形の組み合わせ)のメッシュシートに化粧シート(またはフローリングシート)を貼ったものを設置し、柱ほぞ部、柱自体に固定すれば、外観を損ねず補強できるんじゃないかな。
(ということはハニカムシートでも有効かもしれない。)
(まず、シミュレーションしてほしい)
また、この材料はワイヤー(中空円筒棒も)でも強化樹脂でも作れ、振動、衝撃を打ち消す伸縮特性をもたせれば、制振性も付与できることになる。
量産性もあるから、大震災が予想される都市部への供給も可能かと思う。
多関節ロボットで24時間組み立て。
樹脂なら金型一発成形できるかな。
(二階建ての一階部壁、天井(または二階の床)だけでいいですね。)

いかがですか?

居間にテントみたいなドームを設置すると、倒壊しても助かるかもしれない。
なるべく四角なドーム(出入り口、窓付き)は作れないだろうか。
防音構造にできれば、ゲームもピアノも楽しめますね。
断熱効果も付与すれば、過剰な暖房冷房の無駄なエネルギーを削減できますね。

ということは圧迫防御できる構造のちゃんちゃんこみたいな部屋着も作れそうだね。
頭、手足を縮めると全て守れる、見替えのいい、おしゃれ形状の亀の甲羅が作れないかな。