本町皮フ科クリニック

本町皮フ科クリニック

大阪市中央区淡路町の皮膚科・美容皮膚科
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

2023年10月11日に初めて当院を受診した34才女性(○○N子氏)が当院内にて迷惑行為をしたのみにとどまらず、N子氏の思い通りにならなかった腹いせに、当院を逆恨みし、名誉棄損をしておりますので、今回は、それについてのお知らせの投稿です。

しかも、10月13日には、N子本人から電話があり、「他で診てもらったら腫瘍じゃない、血腫と言われた!」と、当院が誤診したとの、根も葉もないクレームまでしてきました。しかもN子氏は「私はインスタやってるんだ!!知り合いにも、ひどいところだといいふらしてるからな!」と、不特定多数に、悪評を流しているとも。

 

しかし、私(医師)が誤診したなんて、全くの大嘘なんです。

私はN子氏の「腫瘍」が、どこにあるのかも聞いていないので、見ていませんし、診ていないので、それが「腫瘍です」とも何も言っていないのです。N子の「腫瘍」がどこにあるのかも聞く前に、N子が診察途中で、いきなり出て行ったのです。なので、私はN子の「腫瘍」を診ておらず、診ていないものに、誤診のしようがありません。なのに、「誤診された」とは、全く意味不明の、完全なる捏造話、迷惑な逆恨みであり、名誉棄損にもほどがあります。

 

なので、あまりの理不尽な名誉棄損行為につき、N子氏のインスタや悪評口コミなどをご覧になった方がこのブログを見て、真実を知ることができるよう、経緯を書かせていただくことにいたしました。

 

 

10月11日の経緯

N子氏が「’ほくろ3カ所’について悪性かどうか診て欲しい」との旨で事前に電話で当院を予約し、今回初めて当院を受診しました。

N子の問診票の受診理由には「3カ所ある’ほくろ’を(悪性か心配だから)診て欲しい」との旨が記載してありましたため、

医師「そうすると、ダーモスコピーという検査が必要と思うのですが、この検査は30日に1カ所しか保険適応にならないため、今日3カ所とも診察希望であれば、2カ所は自費になるのです。しかし、自費を避けたいようでしたら、今日は1カ所のみの診察とし、残る2カ所はそれぞれ30日以上経過してからまた受診していただければ、全て保険適応で可能ですが、どうされますか?」

 

N子「診てくれないんですか?」

 

医師「違います。診ますが、今日3カ所検査すれば2カ所が自費になるため、それを避けたい、保険で3か所とも診てほしいのなら、30日以上あけてまた来るというのを繰り返したら、3か所とも保険適応で検査ができるという方法があるので、2か所は別の日にするか、2か所が自費になっても今日3か所とも検査してほしいか、どちらをご希望ですか?」

 

N子「なんで? 3カ所診てくれないんですか?!」(不満な態度で声を荒げ)

 

医師「だから、診ないなんて言ってません。癌か区別するための検査は、保険適応の回数が決められているので、先に説明しないといけないのです。今日3カ所ともその検査をすれば2カ所が自費になるため、自費が嫌ならば30日以上あけてまた来るというのを繰り返して全て保険適応で検査をする方法があるので、今日3か所とも診察か、また来ることであと2カ所を後日保険適応にするかどちらを希望ですか?ということです。保険診療では、検査代をサービス(無料や割引に)してはいけないという決まりがあるので、今日、保険で3か所診察することはできないんですよ。なので、どうされますか?」

 

N子「なんで? 保険でみられへんの?」(以降、終始威圧的な態度で)

 

医師「違います。保険で診られるのは今日は1カ所までなので、心配だから今日3カ所とも検査を、とのことでしたら、2カ所は自費になると言ってるのです。30日に1か所しか保険適応にならないということは、私が決めたのではなく、厚労省が決めたことで、保険診療では、厚労省が決めたルールに医師は従うしかないのです。なので、どうされますか? 自費が嫌なら、30日以上あけてまた来ますか?」

 

N子「それやったら検査いらんから3つとも(保険で)診て!」

 

医師「いえ、それは無理です。その検査をしないとおそらく癌との区別は難しいと思われるので、検査なしでは責任を持った診察ができないので。」

 

N子「なんで?!あんた皮膚科医やろ?!見たらわかるやろ!?検査しないで直接目で(肉眼で)見たらいいやろ?!」

 

医師「なので、(まだ、どこにある、どのほくろなのかなどを聞いていないので)見てないのでわかりませんが、それはたぶん無理と思います。しかも、あなたは皮膚癌が心配で、皮膚癌かどうかを診て欲しいとのことですから、直接目で見るだけではなく、おそらくダーモスコピー検査をしないと、癌かどうかを責任持って診断するのが難しいと思うのです。」

 

N子「なんで?!検査なんかいらんわ!直接みたらわかるやろ?!」

 

医師「なので、直接みるだけでは(癌かどうか)責任を持った判断ができないと思うと言っているのです。なので、どうされますか? 自費が嫌なようですので、今日は、あなたが一番気にしているもの1か所のみにしますか?」

 

N子「なんで?!検査なしで目で見てって言ってるやん!なんでみいひんの?!検査なんかいらんやん!!検査がいるって、法律で決まってないやろ!!」

 

医師「法律で決まってませんよ。しかし、皮膚癌かどうかを診るには、普通は、この検査が必要なので、その前に確認をしているのです。」

 

N子「なんでや?!警察呼ぶぞ!!」

 

医師「はい?? 警察呼びたいなら呼んでもらってかまいませんよ。」(しかしN子は警察へ電話せず)

 

N子「だから、検査なしで目で見ろって言ってるやろ?!皮膚科医やねんから、わかるやろ?!」

 

医師「いや、なので、さっきからそれは難しいと思うと。あなたは皮膚癌を心配しているわけなので、皮膚癌の鑑別にダーモスコピーをするのは、皮膚科では普通のことなのですよ。ダーモスコピーなしで、皮膚癌かどうか診ろって言われても・・。」

 

N子「なんでやねん!検査なんかいらんやろ!!直接(肉眼で)みればいいやろ!!できひんのか?!私は偉い先生(医師)も知ってるんだからな!!」」

 

以上のような威圧的態度で、N子は全く理解を示さず、らちがあかなくなっていましたところ、N子が突然立ち上がり、

 

N子「ママ友の知り合いに、京大の先生が・・・・・・!!!」(出て行きながらの発言なので後半聞き取れず)

 

と言いながら、勝手に診察室を出て行ったため、発言の後半は聞き取れなかったが、知人の医師に診てもらうことにしたのだろうと考え、診察終了しました。

 

そして、次の患者さんを呼ぼうとしたところ、会計窓口からN子の怒鳴り声が診察室にまで聞こえてきたため、私が行ってみたところ、(あとで職員に聞いたら、診察室から出たN子は会計しようとせず、そのまま出口へ向かって行ったため職員が会計のため呼び止めたとのこと)

 

N子「なんで診察代払わなあかんの?!診てもらってないねん!診てもらってないのに、なんで診察代払わなあかんの?!」

 

受付職員「いえ、診察が済みましたし、支払いがあるのですけど・・。」

 

とのやり取りを職員と繰り返し、診察代(初診料のみ、自己負担800円ほど)の支払いをN子が拒否していました。

 

なので、私(医師)も受付カウンターへ出向き、

 

医師「診察が済みましたので、初診料が発生するのですよ。」

 

と説明したところ、

 

N子「なんで?!診てもらってないし!!」

 

と。確かに、私(医師)はN子がどの’ほくろ’を診てほしいのかはまだ聞いてませんので、’ほくろ’がどこにあるのかも知りません。検査の同意を得る前に、また、’ほくろ’がどこにあるのかを聞く前に、また、検査は自費ならいくらかかるのかの説明などもする前に、N子は勝手に出て行ったのですから。

 

医師「あの、このまま支払わずに帰れば、食い逃げと同じなんですよ。診察室で医師と話しをすることは(検査をしていなくても)診察なので、診察料が発生するのですよ。」

 

N子「なんで?!診てもらってないんやからな!!こっちの言うこと聞けや!!」

 

医師「診てもらってない、ではない。こちらが必要と思う検査の説明をまずしていたのに、あなたが’だったら知り合いの医者にみてもらう’か何か言いながら、診察途中で勝手に出て行ったのですよ。なので、診察(問診)し、必要と思われる検査の説明をした結果、あなたが他でみてもらうことを希望した、ということなので、診察料は発生するのです。」

 

N子「なんで?!診てもらってないって言ってるやろ!(医師に向かって)お前、ええから(言うことを)聞けゆうてるやろ!!」

 

医師「あのー、診察料をサービス(無料に)したら、こちらが(厚労省から不正を)問われるのですよ。保険診療においては、診察料などサービスしてはいけないのです。とにかく、あなたは診察を受けたので、診察料が発生するんですよ。私が決めたルールではないので、文句があれば厚労省に言ってください。とりあえず、私はまだ他の患者さんを診なければならないので、(診察室に)戻りますので。」

 

と、診察室に戻り、次の患者さんの診察開始しました。

(次の患者さんには「おかしな人に騒がれて大変ですね・・。」と言われました)

 

全ての患者さんの診察が終了したとき、N子はいなくなっていたため、その後の経過を職員に聞いたところ、

 

職員「あれからもずっと同じことを言って大変でした。なんか途中からスマホで録音してましたし。それに、弁護士を呼ぶとか、警察呼ぶとかも言ってました。お金払わないのに、’弁護士に持って行くから領収書を渡せ’とも言ってきたので、払わないなら領収書は渡せないと言ったら、結局お金は払ってましたけど。でも、そのあとも、すぐには帰らなくて、院内をキョロキョロ何か探すように見ていて、それで見つけた(院長の)皮膚科専門医のプレートの写真を勝手に撮って、「ここに所属してるんか!ただで済むと思うなよ!!録音してるからな!」とか捨て台詞を吐きながら帰って行きました。」

 

と。

しかし、他にも、職員に対して

 

N子「1か所だけ診ても、他の2か所が癌かも知れないじゃないか!癌だったらどうしてくれるんだ!」

 

とも言っていたと。しかし、医師は「診ない」なんて一言も言ってません。N子が無理を押し通そうとし、しかしN子の思い通りにいかず、診察途中で勝手に診察室から出て行ったため、そこで診察終了となったわけです。

それに、N子が微々たる検査代をけちった結果、診れなかったものが実は皮膚癌だったとしても、それは医師のせいではありません、微々たる検査代をけちったN子自身のせいです。医療はボランティアではないのです。もし誤診などがあれば訴えられる場合もありますから、無料で検査をしてあげるわけにはいきません。それに、N子は近くのタワーマンションの高層階に住んでおり、微々たる検査代くらいあるはずですから、心配なら、当日2か所分の自費検査代を払って、3か所診察希望をすればよいのです。っていうか、N子は喫煙者ですので、N子に癌が生じても、N子が発がん性のある行為(喫煙)をしていたせいでもありますから、怒鳴るほど癌が心配なら、禁煙すべきです。

それに、他の同様主訴の患者さんにも、N子にしたのと同じ説明をしますが、全員納得され、心配な方は自費で当日に複数の検査を希望し、結果、安心して帰っていかれます。癌を調べるという重要な検査ですが、検査代は自費でも、みなさんが普通に当日の手持ち金で払えるくらい、安い検査代なのです。患者さんからよく「癌を調べる検査なのに、そんなに安いのですか?」と驚かれます。

それに、さらに保険診療のルールを詳しく説明すると、医師が提案する検査や処方を理不尽に完全拒否し、医師の指示に従わない、医師が妥当と考えないような患者希望100%の検査や処方を行う場合は、全て保険適応外となるため、N子の希望どおり「肉眼で癌か判断」となれば、厳密には診察料も検査代も全て自費になります。

 

 

これで何事もなければよかったのですが、

しかし、翌々日(翌日は休診日)の朝一番にN子氏がクリニックに電話をかけてきました。

職員が電話対応したのですが、

 

N子「お前のとこはとんでもないとこや!あれから他の先生に診てもらったら、腫瘍じゃない、血腫って言われたわ!とんでもないわ!」

 

と。

N子は当院受診時には「ママ友の知り合いや知人に偉い医者がいるんだ!」(そっちで診てもらう?)と啖呵を切っていましたが、結局近隣皮膚科を受診したようです。

そして、その皮膚科を受診した結果、(1カ所分の検査代で3か所保険でみるよう別医院で強要した? 強要されても保険で3か所診る医師も問題ですが)、当院と診断が違っていて血腫だった?、当院で誤診された?かのように訴えているようですが、ギャーギャー言ってはいるものの、何が言いたいのかわからない感じでもあったようです。

しかし、私が検査について事前に説明している最中にN子が勝手に出て行ったのですから、私はN子の’ほくろ’がどこにあるのか聞いてもないし見てもない、「腫瘍」なんて単語も1回も使っていない。それなのにN子は「他の先生から、腫瘍じゃなく、血腫といわれたんだ!とんでもないわ!」?と、クレームの電話をかけてきたのです。先述したように、現にN子自身が「診てもらってないのに、お金取るのか!!」って、散々騒いで、警察呼ぶとか言っていたくせに、「誤診された!」?とクレームなんて、全く意味がわかりませんし、もし他で保険1カ所分の料金で複数箇所診てもらえたとしても、それは私が悪いのではなく、そこの医師が、N子のような患者からの誹謗中傷を避けるためにルール違反をし、1カ所の検査代で3カ所の検査を行っただけでしょう。しかし、検査代2カ所をサービスしてますから、厳密にいえばこれは保険診療において、本来不正なことです。

 

そしてさらにN子は、

 

N子「私はインスタやってるんや!!ここが、とんでもない医者やって書いて、それを見てみんなが返信くれてるんや!!」

  「知り合いにもたくさん医者いるから、ここはとんでもない医者やって言ってるんや!」(他の医師に嘘の悪評をいいふらしている)

  (電話応対した当院職員に向かって)「よくそんなところで働いてるな!」(業務妨害)

 

などとも言っており、N子の思い通りにならなかった腹いせに、当院の悪評を捏造し、名誉棄損をしているようです。

 

電話に出た職員によると、N子は言うだけ言ったら、電話を切ったそうです。

 

このような出来事がありましたため、当院は、○〇N子氏を名誉棄損や業務妨害で訴えることも考えております。

 

何かの書き込みや、インスタなどで、当院の名誉棄損や誹謗中傷を目にされるかもしれませんので、長文となりましたが事情をご説明させていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

いつもご来院いただきありがとうございます。

 

 

昨今、さまざまなカスタマーハラスメント(カスハラ)で商店などが迷惑をかけられている話を聞きますが、医療機関も全く同じなんです。

 

私もこれまでにカスハラに遭う場面が何度かあり、つい先日なんて、患者の不正行為も絡んだひどいカスハラ案件がありました。

ですが、カスハラ加害者(患者)がそれを「キリトリ記事」にしてしまえば、あたかも医師が悪者になってしまいます。

迷惑事例として、つい先日の案件をご紹介いたします。

(キリトリ記事化を説明するために、実際の詳細説明が長くなってしまってます)

 

 

 

 

とあるガタイのいい男性患者Sは、初めて当院を受診したのですが、その症状経過を説明される中で、どうも症状と本人の説明とのつじつまが合わない。しかしそこを何度聞いても説明をはぐらかされます。つじつまが合わない状況だとうまく治療をほどこせませんから、繰り返し何度か聞くうちに、実は患者Aは、本来手に入らないはずの薬を不正に入手して使用し、それによって悪化した状態であることが発覚しました。

患者Sは薬の不正入手を隠すために私に嘘の説明をしていたので、症状のつじつまが合わなかったのです。しかも医療従事者である家族が協力し、家族ぐるみで薬の不正入手を行っていたことも発覚しました。

 

 

嘘の説明をされてはうまく治療もできない、つまり診療を妨害する行為ですし、非常に悪質な案件でしたので「薬の不正入手、不正使用なんて、あってはならないことだ」と注意をし始めたところ、それまで普通に会話していたのに、直後から不遜な態度で黙ってにらみつけられ、返答もしなくなり、まともに会話ができなくなったため「何か不満なことがあるのですか?その態度は何なのですか?」と聞いたところ、急に逆ギレし、「’あってはならないことだ’って、うるさいんだよ!こっちは金払って診てくれと言ってんだ!そっちは(金もらうんだから)サービス業だろ!こっちが金払って診ろって言ってんだから、(不正行為についての注意なんかせず)言われた通りにだけすればいいんだよ!」と怒鳴りつけられました。

 

 

なので、私は怖くなり「(不正入手だなんて)あってはならないことですし、それにそのような態度でしたら、もう診察を続けることはできません」と、すみやかに診療拒否を示したのですが、患者Sは一向に退室しようとせず、同じように「こっちは金を払ってんだ!」(私はまだ診察代もらってないんですが・・)と、何度も診察を「お金と威圧で命令」し、診察室に居座ります。

 

密室で男性患者からそのような態度をされ、とても恐怖でしたが、とりあえず患者Sに、「さっきから、私はもう診ませんと言ってますよね? それに、医療について’金払ってんだから診ろ!’’サービス業だろ!’だなんて、いったいどういったことですか? あなたは医師に診察をお願いしに来たと思いますが、これって初対面の他人にお願いごとをする態度ではないですよ? 患者と医師は立場が違いますし、’金払ってんだからなんでも患者の言うとおりしろ!’などというものでもないし、そのような態度の人を私は診察しません」と診療拒否を続けましたが、患者Sは「(薬の不正入手が)’あってはならない’って、偉そうになんだ! わかったって言ってんだし、こっちは金払って’診ろ’って言ってんだから、(不正行為の注意なんかしないで)診て薬を出せばいいだろ!(注意してくるなんて)自分はお医者’様’だとでも思ってんのか! 医者は患者より偉いとでも思ってんのか!」など繰り返し診察を「命令」してきます。

 

 

なので私も「お医者’様’とかどうとかではなく、我々は今日が初対面ですし、あなたのような態度は、人としても社会人としても初対面の他人に対してとしても医師に対してとしても、おかしいと思いますので、もう診れません」と、ずっと診療拒否しているのに、しかし患者Sは「職業の選択は自由だ! ここは医療法人だと思うが、医療法人として、患者’様’に対してその偉そうな扱い(患者に従わない)はどうなんだ! あんたは理事長かどうかしらんが、理事長がなんだ! 医者は患者より偉いと思ってんのか!」と。

 

「職業選択の自由」??、いきなり何のことだと思いました。患者Sは医師になりたかったけど、不本意で今の職になったのでしょうか? 

また、私は自分が理事長だなんて患者に1回も言ったことないですが、「理事長がなんだ!」などとも、全く関係のない意味不明な話を突然持ち出されました。

しかし、このときは理由がわかりませんでしたが、患者Sが医療施設と関わる仕事をしていることが、あとでわかったため、もしかして医師になれなかったことや、普段の仕事上で医師や医療施設に対して抱いている何かコンプレックスのようなものを私にぶつけてるのかなとも思いました。

 

 

しかし、自分の立場を利用し薬の不正入手をするは、嘘の説明をするは、その後も反省もなくこのような威圧的な態度をとるは、では信頼関係なんて築けませんし、築こうとも思いませんので診療拒否には変わりません。

 

 

それに、私がずっと診療拒否し続けているのだから、さっさと他を受診すればいいのに、繰り返し「金払って診察しろって言ってんだから、(黙って)診察だけすればいいだろ!」「えらそうに、お医者’様’か!?」と、何度も同じことを言っては診察を「命令」し続け、従わせようとし、なぜか帰ろうとしないしで、しつこいし非常に怖いのです。

 

 

もういいかげんに帰っていただかないと、このあと待っている患者さんに迷惑とも思い、しょうがないので私が折れることとし、「わかりました。診察することにしますから、もうお互いこのくらいにしときましょう。」となだめて、診察を開始しましたが、怖いので手短に診察を済ませて薬の処方をしました。

「診ろ!」の命令に従ったわけだし、これでやっと出て行くだろう、これでおさらばだと思ったのに、そこからなぜか病気について長々と質問をし、なかなか帰ろうともしません。

 

 

しかし、患者Sの命令どおり診察をしたせいか、患者Sの様子も少しおとなしくなっていたことと、薬の不正使用で皮膚がひどい状態でもあったため、(正直、二度と来て欲しくなかったですが)最後に「明後日、またこれますか?」と一応形だけは聞いてみたところ、患者Sはスマホのスケジュールを確認しながら「そこは仕事で行けない」と素直な返事があり、4日後なら来られるとのことで、4日後の再診予約を希望され、納得したのか比較的落ち着いた様子で診察室を出て行きました。

落ち着いた様子になっていたので、「これなら、また受診されたときには診療拒否はしないでおこう」と思っていたのですがしかし、患者Sは会計時には、またうって変わって「(やり取りが)聞こえてたでしょ?もうこんなところに来るわけがないだろ!」と、受付職員に言い放ち、自分が希望した日の再診予約をなぜか断り、しかし私が処方した処方箋はしっかり持って出ていきました。

 

 

 

 

先日経験した案件は以上です。

このように自分の不正行為を隠すために医師に虚偽の説明をしたり、身勝手でかつ理不尽な欲求までするような人は「患者」ではなく、ただの「カスハラ加害者」ですし、何より身の危険を感じますので、私はカスハラ患者には「歩み寄り」はいたしませんし、「信頼関係なんて築けません」と、バッサリ診療拒否もしますので、医師を自分の思い通りにしたい「カスハラ患者」からしてみれば、「患者に従わない偉そうなムカつく医者」でしょう。

しかし、私は、病に悩む普通の患者さんたちを普通に診るための医師であって、カスハラ担当医ではありませんので、診療拒否に従ってさっさと他の医者を当たるべきです。

 

 

 

 

ここから、キリトリ記事についてお話ししたいと思います。

 

しかし、患者Sが悪意を持って他人に伝えれば、いくらでも「この医師はひどい奴だ、患者Sは被害者だ」と仕立て上げることができなくもないです。

 

例えば、

「実際の言動」

→「悪意のキリトリ記事化」

として羅列すると、

 

 

「薬の不正入手不正使用を指摘されたことが気にくわなかった患者Sは’わかったって言ってんだろ!’と発言」

 

→「(不正行為を指摘され逆上したのに、医師から何を言われたのかも伏せ)患者Sは医師に言われたことを素直に理解した」

 

 

 

「患者Sの’こっちは金払ってんだ!不正の注意なんかうるさい!そっちは言われた通り診ればいいんだ!そっちはサービス業だろ!’との言動に、医師は診療拒否を続けた」

 

→「自分は診察を受けようとしているのに、医師は偉そうにし、応じてくれない」

 

 

 

「患者Sは医師に不正行為を指摘さたことが不満で、不遜な態度で医師をにらみつけ、そのために診察を続けられなくなり、困った医師は’その態度は何ですか?何か不満でもあるのですか?’と言った」

 

→「患者は診察を受けようとしているのに、医師は気にくわなかったようで’何か不満があるのか?!その態度は何だ!?’と言った」

 

 

 

「患者Sが医師に対して’お医者''様’’か!偉そうになんだ!医者のほうが偉いとでも思ってんのか!’と言うため、医師は’どちらが偉いとかではなく、医師と患者は立場が違い、それにその態度は人にものを頼む態度ではない’と患者Sに説明。」

 

→「’患者と医師の間には立場の差がある。診察して頂に来ているのだから、それを理解すべきだ’なんて言われた!偉そうに!患者に対する認識が不適切な医師だ!」

 

 

 

「医師は、’金払ってんだから診ろ!’との態度の患者Sに’社会人としておかしい’と指摘」

 

→「患者Sは診察をお願いしているのに、医師から’人間的社会的におかしい’といわれた!」

 

 

 

「金払ってんだから診ろ!偉そうに何だ!という態度の患者Sへ医師は診療拒否をし続けた」

 

→「とりあえず診察をして欲しいと伝えてるのに、医師は診てくれません」

 

 

 

「医師が診療拒否をし続けても患者Sは診察室に居座るため、次の患者のために医師が折れ、’お互いこのくらいにしておきましょう’と、このような態度の患者についても診察をしてあげることとした」

 

→「ではこのくらいにしておいて診察しましょうか、と医者が言って診察が始まった。ずっと患者が診察をお願いしていたのに、喧嘩を始めるのも終えるのもこの医者次第だ!自分勝手な医者だ!」

 

 

 

「興奮する患者Sは恐怖であり、早くおさらばしたいため、医師は手短に診察を済ませた」

「患部に触れる必要がなかったため患部には触れていません」

「プロですので、ものによっては’ちらりと診るだけ’でわかります」

「今回の症状は顔面であったため、患者Sが怒鳴っている間も医師はずっと患部を診てます。プロですので」

「こんな患者に時間を費やしすぎた。さっさと終わらせて次の患者さんを診なければ!」

 

→「患部に触れることなく、ちらりと見られて薬を出されて終わり。雑に診察された!」

(ずっと医師から丸見えの患部だった、触る必要もない状況だったとは述べず)

 

 

 

「医師は診療拒否しても立ち去らない男性患者Sに恐怖で二度と会いたくなかったが、診察後は患者Sがややおとなしくなっていたことやひどい症状であったことから再診の指示をした」

「診察終わったのに、病気の質問を続け、まだ居座る」

「つまり男性患者Sは女性医師に恐怖を抱いていないが、女性医師はこのような男性患者Sと密室は恐怖だ」

 

→「医師からの’明後日これますか?’と言われたが、こんな偉そうな態度の医師の元にまた来るなんて恐怖だ!」

 

 

 

「患者は自身に都合のよい日を指定し再診予約を医師へ希望したのに、なぜか会計時には予約を断った」

 

→「再診なんかしない!こんなひどいところに二度とくるわけない!」

 

 

 

(⇒患者S:「そうだ!不正行為を注意されたり、医者を思い通りにできなかった腹いせに、この医者の悪口を書いて評判を落としてやる!」)

 

「不正行為の指摘に逆上し反省もない患者に対して、医師は恐怖および信頼関係なんて作れないため診療拒否を継続」

 

→「医師は患者と信頼関係構築に向けて歩み寄るべきだ!」

 「患者にネガティブな内容の伝え方も配慮すべきだ!」

 「ここの医師は患者に一切配慮もしない、偉そうな医師だ!」

(これらは不正行為をした張本人が偉そうに言う台詞ではない)

 

 

 

こんな感じに悪意をもって「キリトリ記事化」できなくもないです。

 

 

しかし、何も知らない人がこの「悪意キリトリ記事」を見たら「なんてひどい医者だ」と思うのでしょうか?

 

私は逆で、きちんと読解力や常識のある方が見れば、違和感を感じるはずだと思うのですよ。

例えば、患者が診察を普通に希望しているのに、患者を拒絶したり、見下したりする医師って普通いますか? 

患者を拒絶する医師がいるとすれば、今回のような拒絶するにふさわしい理由があるからでしょう。

理由があるから拒絶するのです。医師だって人間です、嫌なものは嫌、怖いものは怖い、怒るときは怒ります。

 

それに、普段、私の診療を受けてらっしゃる患者さんが見ればすぐに

「ここの先生がいくらなんでもそんなひどい言動をするかなあ?」

「この人(患者S)が何か失礼なことでもして怒らせたんじゃないの?」などと思っていただけると思います。

 

 

「悪意のあるキリトリ記事」は、患者が自身を正当化するために、患者に都合の悪い出来事の部分はごまかし、その記載が不十分でなので、不自然な感じもし、読む人が読めば「違和感」を覚えるのです。

 

逆に、私の経過記述はどうですか? 

正直に書いた文章に、不自然な部分や違和感などありますか?

 

患者Sは自身を正当化したつもりでも、ちゃんとした人が読めば、このようにバレバレです。

 

 

 

患者からの「病気を治してほしい」という依頼をうけ、それに応えるのが臨床医である私の仕事です。

その依頼を受け、病気の原因をさぐり、原因が認められるものはそれを指摘し、改めていただくことも重要な仕事です。

「薬を使えばなんでも解決する」わけでは決してありません。原因を見つけ出し、それを正すことは治療を行う上で非常に重要なのです。

 

 

そこで私が喫煙者を診療するときアルアルがあるのですが、患者は治りたいから受診したはずなのに、病気を治すために禁煙を指示すると、「煙草は何年も前から吸っているから、病気は煙草のせいではない!」(煙草をやめる必要はない!)などと強い口調で反論をされるのです。なので、「では、煙草の害として有名な肺癌は、煙草を吸った瞬間になるのですか?違いますよね。長年の喫煙にいよいよ体が悲鳴を上げているのですから、治りたいなら禁煙すべきです。」と説明しても全く聞き入れないどころかどんどん患者さんの態度が悪くなっていくのです。

喫煙しながらではいくら薬を使ったところで治療に抵抗する(改善しない)ことがほとんどです。たとえば、ニキビに悩む喫煙者から、「煙草はやめたくないがニキビを治してほしい」と依頼されたところで、そんなワガママは無理な話です。煙草はニキビや肌荒れを生じるのは有名で、ネットから情報を得てから受診される患者さんもいます。「喫煙しながらニキビを治せ」とは、「熱湯をかけながらヤケドを治せ」と言っているようなものですので、まず熱湯をかけることをやめていただかなければならないのです。喫煙を続けながらいたずらに薬を使ったところでほとんど効かないどころか、どんどん悪化することもある、それに医療費の無駄使いにもなります。

 

このように説明しても禁煙の努力を一切しようとしせず、「つべこべ言わず、さっさと薬を出せ!!」と脅さんばかりに私を睨むなど、困った患者さんには、「では、煙草を吸いながらでもニキビは良くなるという考えを変えない、禁煙の努力を一切しない、つまり、医師の言うことが信用できない、そんなことではうまく治療をすすめることが難しいので、ならば治療を受けないで大好きな煙草を吸いながらニキビとともに生活するのもけっこう。喫煙しながら好きに市販薬を買うのもけっこう。医師に診てもらわなくてもニキビ薬は買えますしニキビで死ぬこともありません。しかしそうではなく受診したからには医師の指示を守り、専門的な治療を受け、ニキビを治したいというのもけっこう。あなたは自由なのですが、いったいどうされたいのですか?」と聞くか聞かないか、話しも途中で、「もうええわ!!」などと言って急に立ち上がり、扉をバタン!と荒く閉めて出ていく、という喫煙患者診療アルアルです。そして、会計時に職員へ「医者の態度が悪い!」「上から目線だ!」「薬をもらっていないのにお金を取るのか!」「二度と来ません!」「クレームしてやる!」などと騒ぎまくり、作ったばかりの診察券を投げ捨てたり、他の患者さんにも迷惑をかけながら帰って行きます。驚くことに女性の喫煙者にもこういった患者さんが少なからずいらっしゃいます。そのあと他の患者さんから「さっきの騒いでた人のせいで待合場がすごく煙草臭くて嫌でした」「診察室も臭くなってしまってますね」など言われますw

 

ただ、「二度と来ません!」は大大正解です!

禁煙指示は医師の仕事ですが、医師はただの通行人を無理やり病院へ引きずりこんで「禁煙しろ!」なんて絶対に言いませんから、「治りたい、良くなりたいなら禁煙しろ」と言われるのが気に入らない、医師に指示されたくない、自分の好きにしたいなら、死ぬときまで二度と受診しなければいいのです。私は喫煙者に禁煙指示するときは必ず本人に確認するのですが、私が診察するまでに、喫煙者は健診のとき、風邪で受診したとき、内科医、耳鼻科医、私以外にかかった皮膚科医、歯科医、職場や家族などからも「禁煙するように」と、これまで何度も何度も言われています。禁煙しろと言ったのが私が初めてだと言う患者はこれまでにひとりもいません。それなのにこれまで禁煙しなかったのです。そして今回また「禁煙しろ」と自分が気に入らないことを私に言われたのです。そんなに言われたくないならさっさと禁煙しておくべきです。それに、、「つべこべ言わずにさっさと薬を出せばいいのに、禁煙しろと言われた!」「医師が自分の言いなりにならなかった!」ことが気に入らないからといって「ブチ切れ」「逆切れ」「クレーマー」なんて、大人のする行動ではありません。責めるところは医師ではなく、医師や家族などに何度も注意をされるような不摂生をいつまでもやめない自分ですよ。

逆に医師が「好きなだけ煙草を吸っていいし、好きなように薬も出してあげるよ」なんて態度だったら、「この医者は大丈夫だろうか?」「ほんとうに病気を治そうとしてくれているのか?」「病気を長引かせてたくさん薬を出して何度も通院させて儲けようとしているのでは?」などと非常に心配になります。普通はそんな悪徳医師にほど「二度とかかりたくない」ですけど、一部の喫煙者は、健康を心配し禁煙指示してくれる普通の医師のほうに「二度と会いたくない!」ようですねw

 

ニキビは喫煙以外に食生活などの生活習慣も強く影響しますので悪い生活習慣は改善を促しますが、食生活やストレス、睡眠不足などは、改善したくても仕事などでどうしようもない場合があります。

しかし喫煙はそうではなく、本人の努力でどうにでもなるものなのです。

それに、食生活など他の生活習慣をいくら改善したり、たくさんサプリなどを飲んだりしたところで、喫煙を続けるのなら、病状はたいして良くならず、他の生活習慣を改善した努力が全くといっていいくらい無駄になるのです。しかし逆に、「他の生活習慣は仕事のため改善できないしサプリも全く飲んでいないが、煙草は吸わない」という患者さんのほうが病状は明らかに良いのです。それくらい喫煙(受動喫煙も)は身体に非常な悪影響を及ぼすため、たとえ他の生活習慣を改善できなくても禁煙だけは必ずしていただきたいところなのです。

 

大事なお金で猛毒(煙草)を買うのが大間違い。煙草のほうから無理やり口に飛び込んでくることは絶対にありません。自分ひとりの努力でやめられないなら保険適応で禁煙外来を受診することができるという非常に恵まれた環境にもあります。

煙草は百害あって一利なしであると子供でも知っているのに、医師に指摘されてもわからないどころか「ブチ切れ」「逆切れ」をする大人げない喫煙者も少なくない、日常のアルアルなのです。

 

それと違い、私の指示を守って禁煙の努力をし、治療に専念された元喫煙患者さんの経過はいつも非常に良好です。受診されるたびに「禁煙してほんとうによかった」と感謝される方もいらっしゃいます。禁煙後一定期間が経過すると、病状がみるみるよくなっていきますから、薬もほとんど不要となったり、体調もよくなりますのでみなさんとてもうれしそうです。

 

 

喫煙者が病気になるのは自業自得なのに、ほとんどが健康保険適応にもなり、喫煙および受動喫煙関連疾患に対して2015年で約1.7兆円の医療費がかかっています。消費税の税収よりずっと低い煙草税の税収のために、こんなにも多くの犠牲者を出すことが許されることなのでしょうか? また、煙草が原因で起きた火災(火災の原因第1位放火、第2位煙草)の消防費用、吸い殻の処理などの清掃費用は年間約1000億円です。

喫煙は何の関係もない周囲の人にまで命にかかわる健康被害を生じます。周囲の人のためにも、今後も医師として禁煙指導は必要なのです。

 

*加熱式煙草でも癌などの健康被害を生じますので禁煙が必要です。