アンケートでいただいた素朴な疑問にぴかりん住職がお答えするコーナーです。
本日の素朴な疑問は・・・
「七回忌は特別な意味があるのか知りたいです。(身内が夢に出てきた事があるので)」
それでは、ぴかりん住職、よろしくお願いいたします。
七回忌は、別名、休広忌(きゅうこうき)とも言います。
休広とは、広く休息することです。
つまり、亡くなった人の魂がようやく落ち着き、その故人の魂にお釈迦様の慈悲が広くいきわたるときです。
そして、故人がお釈迦様のお弟子として一人前になる時なのです。
遺族の立場にたってみますと、人前で泣くこともなくなり、悲しみもようやく落ち着き、お釈迦様の慈悲を感じ、安心するときです。
そして、一人でしっかりと歩き始める時なのです。
三回忌を終えて、故人も遺族もゆっくりと休み、そして七回忌に一人前(自立)になったというわけです。
参考までに、日本では、平安時代に一周忌まで、鎌倉時代に三回忌まで行われていました。
12〜13世紀になると、七回忌、十三回忌・三十三回忌が追加されたのです。
七回忌の特別な意味は、
故人は遺族にたいして「もう安心していいよ。一人前になったから。」
遺族は故人にたいして「もう大丈夫だよ。メソメソ泣いてないから。」
ということですね。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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