過去20年間には、2008年のリーマン・ショックや10〜11年の欧州債務危機、20年のコロナショックなど数々の相場急落局面があった。度重なる逆境にもめげずに投資を続けていた場合、積立総額240万円に対して24年8月末時点の評価額は約1125万円になった。含み益は約885万円にのぼる。

評価額の推移のチャートを見ると、20年間の後半の相場回復時に利益が大きく押し上げられたことがわかる。毎月決まった金額で積立投資を続けた結果、安い時に多く買って高い時に少なく買う「ドルコスト平均法」の効果が表れたといえる。

今後も積立期間が長期におよぶ場合、何度か大きなショックに見舞われる可能性はゼロではない。資産を形成していくためには、自身のリスク許容度に合った投資信託を選び、晴れの日も大荒れの日もコツコツと投資し続けることが大切だ。

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だそうですが

このチャートを見ても、下がったタイミングで大きく買ったことで後に回復したら儲かる「ドルコスト平均法」の効果が表れたといえるのか、全く分からいので、20年前に240万円一括購入していたらどうなったか確認してみました

 


エクセルデータをダウンロードして2004年8月~2024年8月の基準価額(円)を調べると

2004/08/31    7445
2024/08/30    59947

240万円を一括投資していたら、20年間で1932万円になっていたので、含み益は約1692万円にのぼりました
「ドルコスト平均法」の含み益約885万円の1.9倍の儲けが出せたはずなのに、きっちり機会損失が発生してます

ちなみにMSCI-ACWI指数に20年間投資してたら20年前の240万円は8月末で1711万円(含み益1471万円)になってたので、超過収益の再現性が低いアクティブファンドになんか投資しなくていいと思います