朝倉:
あくまでもやっぱり長期目線というのはあるわけですね。

瀬下氏:
そうですね。それは本当に、非常に大事かなと思っています。

朝倉:
実はわれわれの今回のウエルスアドバイザーの賞も、1年間のファンドが優秀だということだけではなくて、当然短期だけではなく長期の目線でファンドを選定させていただきました。ちなみに2024年4月末で区切った過去10年で見て、私どものカテゴリーで言うと、国際株式・グローバル・含む日本のカテゴリー平均が10年間で9.71%なんです。当該ファンドは12.66%ですから、かなりアウトパフォームしていますよね。
長期で、10年間で年率12%以上のパフォーマンスですから、本当に素晴らしいパフォーマンスを上げていると思います。この運用成績を実現するための運用戦略、ちょっと重複するかもしれませんが、ぜひ教えていただいたらと思います。

瀬下氏:
やはりこのパフォーマンスというのは、投資をしているファンドが良い成績を上げてきてくれたというのが一番大きくて、なかなか今はアクティブファンドがインデックスを上回るのは難しいです。先ほど長期というふうにおっしゃっていただきましたけれども、短期はすごく難しいと思っています。

---
だそうですが

過去10年の世界株(MSCI-ACWI)の10年リターンは+14.1%で、当該ファンドは12.66%ですから、かなりアンダーパフォームしています

 


「国際株式・グローバル・含む日本のカテゴリー平均が10年間で9.71%」というのは「アクティブファンド群の平均はインデックスファンドに勝てない」を体現しており、当該ファンドの12.66%はダメ集団の中なら平均以上というだけです

そもそも長期でインデックスを上回れてないのに「短期はすごく難しい」だなんて、なに言ってるんだ?