長期に信頼できる運用会社、キャピタル・グループが提供する2つのDCファンドを紹介します。

1つは、「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」です。同ファンドは、キャピタル・グループのニューパースペクティブ運用と同様の運用を行っています。主に全世界の株式に投資する運用戦略です。

「1973年に米国で運用開始以来、50年以上にわたり世界の成長を享受することを追求し、長期的に良好な運用実績を残してきました。ニューパースペクティブ運用と全世界株式インデックスについて、1973年3月末に100万円を投資した場合の試算では、50年後には全世界株式が3,907万円(約39倍:年率リターン7.5%)だったのに対して、ニューパースペクティブ運用は信託報酬控除後でも1億6,484万円(約165倍:年率リターン10.5%)と大きく上回っています」と雨宮氏は紹介します。

運用開始以来、さまざまな市場環境でプラスの超過収益を獲得しているのも大きな特色です。なぜそれが実現したのか。雨宮氏は「バリュー、コア、グロースなどにスタイル特性を固定せず、時間の経過とともにダイナミックに変化させています」と答えます。

具体的には、1970年代には石油や金属などの資源産業、1980年代にはエレクトロニクス、コンピュータ、2010年代にはEコマースやインターネット、2020年代にはヘルスケアといったように、約半世紀にわたり、世界的なトレードパターンの変化を主導し、その恩恵を受ける企業を特定し、投資を行ってきたのです。

世界の有望企業に早くから注目しているのも同ファンドならではです。1997年にマイクロソフト、2004年にアルファベット(グーグルの親会社)、2014年にネットフリックス、2015年にメタ・プラットフォームズなどの保有を開始しており、その後、時価総額は大きく伸びました。

長期継続投資に適したファンドを見分ける3つのポイントの1つは「再現性」でした。「『キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)』においても、単一の担当者に依存することがないよう、ポートフォリオ・マネジャーのスムーズな移行による運用の継続性を担保しています」と雨宮氏は説明します。

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だそうですが

そんな、全世界株式に対して年率で3%(10.5%-7.5%)も上振れする素晴らしいはずの「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」の最近の成績をACWI(配当込み)と比較してみると、なぜか(というか、やっぱり)1年、3年、5年全てのトータルリターンで負け越してました

グラフの下に「複数のポートフォリオの加重平均」って書いてありますが、複数の戦略のファンド(バリュー、コア、グロース)を保有しといて、どの戦略の集中投資ファンドが平均値を上回ったかの結果が出てから、そのファンドの保有比率を上げてたとしたらどうなったか?といった「後知恵加重平均」してるのではないか?という疑いが出ます

ま「スタイル特性を固定せず、時間の経過とともにダイナミックに変化させて」本当に儲かるんだとしたら、苦労はしませんわなぁ(;'∀')