インデックスファンドを選ぶべきと言われる「理由」
まずは、そもそも「インデックスファンド」や「アクティブファンド」とはそれぞれどのようなもので、どんな違いがあるのか整理しておきましょう。

・インデックスファンド……特定の指数と「同じ」値動きをすることを目指す投資信託
・アクティブファンド……特定の指数を「上回る」値動きをすることを目指す投資信託

両者はいずれも投資家から集めたお金をまとめて元手として、運用の専門家が株式や債券などに投資する「投資信託(ファンド)」ですが、運用を行う上で目指しているところが違います。
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さらに過去10年のパフォーマンスを比較してみても、国内株式に投資するアクティブファンドの約3分の1しか、TOPIXを上回れていない現実もあります(出所:金融庁『資産運用業高度化プログレスレポート2023』)。 

ここまで読むと、「やはりインデックスファンド一択でよいのでは?」と思うかもしれません。ただ、アクティブファンドにはアクティブファンド“ならでは”の魅力があります。
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例えば、「One国内株オープン(アセットマネジメントOne)」は、「自由演技」という愛称の通り、経済環境の変化に応じて、投資スタイルを適宜変更するユニークなアクティブファンド。ベンチマークとしているTOPIXに、過去10年、パフォーマンスが上回っています。

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だそうですが

10年で1/3しか勝てないファンドを事前に選ぶ手段が無いのに、勝ち残った1/3のファンドから1つのファンドを選んでその成績が過去10年、パフォーマンスが上回っていたからなんだというのでしょう?

そもそも「アクティブファンド」の定義は「指数を上回る値動きを目指す投資信託」ではなく「インデックスファンドではない投資信託」です

そのそも投資信託といえばアクティブファンドしかありませんでしたが、ボーグルの愚行と呼ばれたインデックスファンドが1976年アメリカバンガード社で誕生して以降、米国内の国内株投資信託運用額の半分以上がインデックスファンドになるなか、インデックスではないファンドがアクティブファンドと呼ばれるようになりました

 


携帯電話といえばボタンと液晶画面が分かれてるものだったのに、タッチパネル液晶画面だけのiPhoneがスマートフォンのスタンダードになってから時代遅れのボタン付き携帯がガラケー(英語圏ならdumb phone:ばかな電話)と呼ばれるようになった様に、アクティブファンド=ガラパゴスファンド(ダムファンド:ばかなファンド)と呼んだほうが適切だと思います

ちなみに、ピックアップされてるOne国内株オープンの過去の成績をTOPIX連動ETFと比較すると(ウェルスアドバイザーの比較で選べるTOPIXは配当無しなので、アクティブファンドの成績を比較するならTOPIX連動ETFの方が適切です)確かに10年来のトータルリターンは勝ってますが、5年で似通った成績になり、直近3年、1年のトータルリターンは負けてたので、運用力が近年になるほど平均に回帰してきていて、過去の優秀な成績を参考に近年勝った人は平均以下の成績しか享受できてないことが判ります

3年前にOne国内株オープンの過去の優秀な成績を見て、その継続性にかけて買った人は、、、(;'∀')

アクティブファンドは自社運用で優秀な成績を上げたからこそ拡販デビューできますが、その成績は経年で平均に回帰するので、過去の成績が優秀だったところで、タイムマシーンを持たない我々には意味のない情報です

時代遅れのガラパゴスファンド(ダムファンド:ばかなファンド)のことは、考えなくてよいと思います