サラリーマンや公務員が加入する厚生年金は、現役時代の給与に応じて積み立てているため、支給額には更に大きな差が生じる。ちなみに2022年度の厚生年金の平均支給額(月額)は14万3973円だが、支給額は1万円未満から30万円以上まで大きな差が生じている。

同様に、サラリーマンや公務員の65歳以降の貯蓄の多くは退職金であると考えられるが、人によってその金額は大きく異なる。「令和5年就労条件総合調査」(厚生労働省)によれば、勤続35年以上の定年退職者の退職金は、大学・大学院卒(管理・事務・技術者)の平均金額は2037万円であるのに対し、高校卒(現業職)では1471万円と566万円もの差がある。大半の場合、退職金は現役時の給与水準に応じるため、企業規模や業種によっても大きな差が生じる。人事院が発表した「令和3年度民間企業退職給付調査」によれば、従業員数が1000人以上の大企業の退職金(勤続年数40年定年退職者)は2302万円なのに対し、50人以上100人未満の中小規模の企業では1429万円と、あくまでも平均値ではあるがその差は900万円近くに達する。また、退職金制度が一時金のみなのか、退職年金制度(いわゆる企業年金など)も含まれるのかによっても差が生じる。例えば、先に挙げた勤続35年以上の大学・大学院卒の場合、退職金制度が一時金のみの平均退職金は1822万円なのに対し、一時金と退職年金制度が併用されている場合の平均退職金は2283万円と461万円の差となる。

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だそうですが

「サラリーマンや公務員が加入する厚生年金は、現役時代の給与に応じて積み立てている」わけではなく、現役世代が給与に応じて払っている厚生年金は、賦課方式で現役の老人に分配されているので「積み立てている」という表現はずれてます

「同様に、サラリーマンや公務員の65歳以降の貯蓄の多くは退職金であると考えられる」だなんて、現役時代に「宵越しの金は持たねぇ!」生活してるのは江戸時代くらいで、退職金の1500~2300万円なんて、65歳以降の貯蓄のごく一部でしょうに、、、と思いましたが

 


<年代別平均貯蓄額・平均借入額>
50~59歳 平均貯蓄額:1,075万4,000円 平均借入額:546万8,000円
差し引き500万円しか純資産がないとしたら、退職金の1500~2300万円は「65歳以降の貯蓄の多くは退職金である」と考えられそうです

「大学・大学院卒と高校卒で566万円の差」「大企業と中小規模で900万円の差」「一時金のみと一時金と退職年金併用で461万円の差」と、数百万円レベルの差が、さも大事(おおごと)かの様に書かれてますが、企業型DCは選択によって1500万円(元本未満)~8000万円程度のばらつきは出るので、数百万円レベルの差は誤差レベルです

、、、もしかして「厚生年金は積み立てている」はともかく「65歳以降の貯蓄の多くは退職金」「退職金に900万円もの差!」は、ずれてるのは私の方かな?(;'∀')