日本の平均年収は30年ほぼ増えていない
賃金の伸びという点ではどうでしょう。
下記のグラフは1991年の平均賃金を100とした場合のOECD加盟国平均と日本の推移*1を表したものです。
ご覧の通り、世界平均では概ね賃金は上昇傾向にあり1991年から2022年までに33%も上昇したにもかかわらず、日本の平均賃金は3%しか上昇していません。
モノ・サービスの価格(消費者物価)は?
当該期間のモノ・サービスの値段(消費者物価)の推移はどうでしょうか?
下記グラフは同じく1991年を100とした場合の消費者物価推移*3です。
OECD参加国の平均は1991年から2022年までに物価が2.7倍になっていますが、日本ではわずか1.11倍にしかなりませんでした。
日本では消費者物価が11%伸びているにもかかわらず、賃金の伸びは3%にとどまっているので、この期間で生活がやや苦しくなっていることがわかります。
足元の環境下でも、賃金の伸びよりも物価上昇のスピードの方が高い状況となっています。
これからのためにも、今までとは違う新しいことを始める必要があるのではないでしょうか?
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だそうですが
1991年~2021年の30年間は共働き世帯が増えて、専業主婦が減少して少数派に切り替わった時期なので、賃金の伸びは緩やかだったとしても、家計の収入は共働き率の増加によって増えてるはずです
この記事を書いた方は上級国民で、いまや少数派の片働き世帯なのかもしれませんが、自分のことしか考えてなくねぇ?
「日本では消費者物価が11%伸びているにもかかわらず、賃金の伸びは3%にとどまっているので、この期間で生活がやや苦しくなっていること」なんかよりも「日本以外のOECD国では、消費者物価が170%伸びているにもかかわらず、賃金の伸びは33%にとどまっている」ことの方が気になりますが、自分のことしか考えてなくねぇ?
OECD平均だと「生活がやや苦しくなっている」程度では済まないと思うんですが、こんなことが起こるのは、いろんな国の伸び率を平均して比較することに意味がなく、そんなデータ比較で判ったような気になることの方が危ないんだと思います