――「MASAMITSU 日本株戦略ファンド」は2014年11月の設定で10年近い運用実績があります。設定来のパフォーマンスではTOPIX(東証株価指数)を上回っていますが、過去5年となるとTOPIXに劣後しています。この理由は?

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岩重 確かに、過去5年のパフォーマンスでTOPIXに勝てていないのですが、中小型株を戦略的に組み入れてパフォーマンスで実績のある日本株アクティブファンドの中では、「MASAMITSU 日本株戦略ファンド」はよく健闘していると評価していただけています。今、日本株のアクティブファンドで活躍しているように見えるのは、過去10年のパフォーマンスが悪かったファンドに多いです。

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だそうですが

TOPIXに負けてるのは5年トータルリターンだけでなく、3年も、1年も負けてるので設定来の9年~6年前以降の最近の5年は負けっぱなしです(ウェルスアドバイザーの比較で選べるTOPIXは配当無しなので、投信がTOPIXに勝ってるかはTOPIX連動インデックスファンドとの比較が必要です)

運用会社はインデックスファンドをマザーファンドとして運用しながら、その中身を様々な分類で切り刻んでベビーファンドとして登録し、自社運用することで、その中から平均を著しく圧倒する成績を叩き出す分類の組み合わせが生まれたら、そのベビーファンドを切り出し、切り出したのと同じ株を時価で同数買うことでインデックス運用は維持しつつ「戦略的〇〇ファンド~賢者の選択」と恥ずかしいネーミングすることで、「設定来の成績がインデックスを大きく引き離した実績あるアクティブファンド」を作ります

以上は下記の事実から推定できます
「投信ファクトブックの日本の投信数は6000本で安定しているが、毎年300本程度(5%)の投信が設定され、償却されている」

 


「運用会社が自己資金で運用を開始したものの、顧客(『受益者』=ファンド購入者)を一人も獲得できず、23年4月-24年2月まで運用していたファンドがある」


だからTOPIXに劣後した理由は「9年前の2015年は運よく平均値を上回ったので販売デビューできたけど、4年前の2020年コロナショック~コロナバブルの社会変化に全く追従できず「運(うん)を用(もち)いる力と書いて運用力」つまり運が尽きただけだと思います

それにしても、こんなTOPIX(平均値)にすら届かなかったファンドが上から数えて23%で「よく健闘していると評価」だそうですが、これより下の77%のアクティブファンドも平均以下という事実の方が衝撃的です(;'∀')