ポイント

1.東証の「テーマ銘柄」とは
2.「なでしこ銘柄」
3.「健康経営銘柄2024」
4.「DX銘柄」
5.おわりに

東証の「テーマ銘柄」とは

「なでしこ銘柄」
令和5(2023)年度の「なでしこ銘柄」・「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」
銘柄企業の業績パフォーマンス

では、「なでしこ銘柄」に選定された企業の事業パフォーマンスはどうでしょうか。
以下の図1は、選定企業27社と東証プライム銘柄全体の事業パフォーマンスを比較したものです。

令和5年度選定(令和4年度通期)の「なでしこ銘柄」は、売上高営業利益率(営業マージン)がプライム市場の平均値を3.2%ポイント、配当利回りも2.5%ポイント上回っています。

このように、「なでしこ銘柄」に選定された企業は、実際に業績パフォーマンスが優れていることがわかります。

「健康経営銘柄2024」
「健康経営銘柄2024」の選定要件
投資家への開示
国際展開

「DX銘柄」
「DX銘柄2023」
デジタルガバナンスコードの実践

おわりに
これまでみてきたように、東証と経済産業省などが共同で選定しているテーマ銘柄は、それぞれの分野で、中長期的な企業価値の向上を重視する個人投資家にとって、魅力的な取組みをする企業がラインナップされています。

株式投資を考える際の参考資料として、注目してみてはいかがでしょうか。

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だそうですが

まず、投資の基本は「長期・分散・低コスト」なので、特定のテーマの銘柄に「集中投資」するのは愚策です

それは置いといても、今回の記事の書かれ方で気になるのは「なでしこ銘柄」「健康経営銘柄2024」「DX銘柄」のうち、「選定された企業の事業パフォーマンス」に言及されてるのは

、「なでしこ銘柄」だけで、「健康経営銘柄2024」「DX銘柄」の事業パフォーマンスが書かれてませんが、平均と比べて劣っていたのではないかと邪推してしまいます(;'∀')

「なでしこ銘柄」は「実際に業績パフォーマンスが優れている」と書かれてますが「売上高営業利益率」や「配当利回り」がプライム市場平均と比べて良かったからといって、株式投資で儲かるとは限りません

また「なでしこ銘柄」の元ネタを見に行くと

https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/r5nadeshikoreport.pdf


「なでしこ銘柄」は経済産業省と東京証券取引所が共同で平成24年度より実施しており、令和5年度「なでしこ銘柄」選定企業27社群における株価指数平均とTOPIXの比較はTOPIXを上回るそうですが

令和5年時点で優秀だから選定された27企業の過去の成績が平均値を上回っているのは当たり前なので(たとえ女性優先していても利益の上げられなかった企業や潰れた企業が「なでしこ銘柄」に選定されるとは思えません)、平成24年度に「なでしこ銘柄」に選定された企業の平成26年~令和6年の成績がTOPIXに勝ってたのかどうかのほうが気になります(;'∀')