インデックス運用でコストの重要性が強調されるのは、信託報酬の大きさがベンチマーク指数とのリターンの乖離に直結するためだ。理論上は、少しでも信託報酬が低いファンドを選択した方がリターンは向上するが、コスト競争が小数点第2、3位以下の限りなく「ミクロ」な次元に突入した今、運用成績の差も縮小している。運用手法が多様化する中、今後は、コスト以外の要因でベンチマークとの乖離が生じる可能性についても留意すべきだろう。

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だそうですが

 


ミクロ

( [フランス語] micro [ドイツ語] Mikro )
[ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 非常に小さいこと。極小。極微。また、微視的であるさま。マイクロ。⇔マクロ。
[ 2 ] 〘 造語要素 〙 メートル法などで、基本単位の一〇〇万分の一を単位とする時に、基本単位名の上につけて用いる。一般にはマイクロを冠する。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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とあるように

『コスト競争が小数点第2、3位以下の限りなく「ミクロ」な次元に突入した』の「ミクロ」は[ 1 ] の「非常に小さいこと」の意味で(無意識に)使ってるんでしょうが、[ 2 ] の「基本単位の一〇〇万分の一を単位とする時に、基本単位名の上につけて用いる」で考えるならば、10のマイナス6乗(0.000001)で、やっと「ミクロ」です

「VTの経費率で0.07%、eMAXISSlim全世界株で0.06%だけど実質コストの予想は0.09%」といった小数点第2、3位以下レベルは10のマイナス3乗の「ミリ」な次元にすら到達していないので、誤解を与える「ミクロ」は使わない方が良いと思うのは、、、大学で物理学科に行った弊害かも?(;'∀')