会社の企業型DC継続教育資料(動画)の「企業型DCとiDeCoとNISA」という項目の資料です

↑この資料を見る限り「グループDC(企業型DC)」が一番有利であるかのような印象を受けますが

掛金運用原資は①退職金DC(会社負担)で、iDeCoは本人負担となってますが、そもそも退職金制度のない企業であれば、そこに積立られない金額は本人に給与・賞与として支払われてるので、その金を課税前にiDeCoに回せるのであれば、条件は同じです

また、②将来設計準備金(賞与活用)と書かれてますが、これは世間一般で言う「選択制DC」のことで、マッチング拠出と似て非なる制度のことです

 


マッチング拠出と比較すると「従業員本人には社会保険料の減額によって将来受け取る年金が減るかもしれないというデメリットがある一方で、会社には社会保険料の半額負担が減額されるだけという、会社にはメリットしかない」という「導入にあたっては、従業員への丁寧な説明が必要」な制度ですが、当然ながら丁寧な説明を受けたと認識してる従業員には会ったことがありませんし「将来設計準備金」という独自ネーミングから、最近まで私も「マッチング拠出」と勘違いしてた程です(;'∀')

 


当然ながら賞与活用だろうが給与財源だろうが、本人負担なので、iDeCoと比べて有利でも不利でもありません

社会保険料削減の項目に「企業型DC 有り」「iDeCo -」「NISA -」となってますが、これを書くなら
年金受取額減額の項目を追加すれば「企業型DC 可能性有り」「iDeCo -」「NISA -」となります

また、口座管理手数料は「企業型DC 会社負担」「iDeCo 本人負担」「NISA 本人負担」となってますが、NISAで口座管理手数料を取る金融機関なんて存在するんでしょうか?

対面×ネット×銀行×証券で、NISA口座管理に手数料が要るなんて金融機関は聞いたことがありません

 

投資効率にかかわってくる取引手数料は要チェック
どの金融機関で新NISA口座を開設しても、口座管理手数料はかかりません。
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とあるように、NISAで口座管理手数料を取る金融機関はないと思います