――新興国の中小型株は、投資対象として、どのような特徴があるのでしょうか? 

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 ただ、約2800銘柄の投資ユニバースは玉石混交です。テンバガーもあれば、長らく株価が低迷している銘柄もあり、また、中には経営危機に陥って株価が大きく下落するような銘柄もありました。その点では、インデックスで投資するよりも、企業調査をしっかり行ってアクティブに銘柄を選定するアプローチが重要な市場であると思います。
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 ――フィデリティの新興国株式の運用体制を教えてください。フィデリティの新興国投資の強みとは?
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 フィデリティの運用の強みは、世界最大級の運用プロフェッショナルが800名超という運用体制を背景に、年間約2万本の調査レポートに自由にアクセスし、縦横に情報連携できる仕組みを構築していることです。
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――投資家は、新ファンドをどのように活用すればよいと思いますか?

堀 日本の投信市場では、引き続き先進国株に偏ったポートフォリオになっていると思います。株式投信の中で先進国に投資するファンドは約1,300本あります。一方で、新興国株に投資するファンドは約300本です。中でも中小型株は、これまで注目されてこなかっただけに手薄になっているカテゴリーだと思います。同じ株式でも、「S&P500」のような先進国の大型株やハイテク株と新興国の中小型株は相関性も相対的に低いです。分散投資の一環として「エマージング・ハンター」を現在のポートフォリオに加えることをご検討いただきたいと思います。

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だそうですが

玉石混交の小さな市場なら集中投資によって抜きんでたファンドは生まれやすくなりますが、そのファンドを事前に選ぶ方法はありませんし「企業調査をしっかり行って銘柄を選定するアプローチ」に意味があるなら、新興国だろうが先進国だろうが関係なくアクティブファンドが勝てると思います。

世界株に占める新興国の比率は9.4%(24年3月31日時点)で

世界株インデックスファンドやETFを持ってればその比率は既に持っているし、そのポートフォリオに「エマージング・ハンター」を加えるのは分散投資ではなく、新興国への集中投資であることを検討いただきたいと思います。

何よりフィデリティ投信には「世界最大級の運用プロフェッショナルが800名超という運用体制」で新商品に手を出す暇があったら、企業型DCに入ってるフィデリティ投信の日本株アクティブファンドが20年かけてTOPIX連動インデックスファンドに劣後している現状をなんとかして欲しいもんです(;'∀')