新NISA向けは平均運用期間も短め

新NISA向けファンドの平均保有期間が短い理由は大きく3つあげられる。第1にNISA向けといってもNISA専用ではないファンドが大半であり、NISA口座以外の課税口座での売買も平均保有期間に影響するためだ。

第2に、ファンドの保有期間の長さにはファンドを設定してからの運用期間の長さも関係しており、運用期間を超えることはない。全ファンドの運用期間を平均すると年を追うごとに長くなってきているのに対し、新NISA向け、とりわけ成長投資枠ファンドの平均運用期間は短期化傾向が目立つ(図B)。

これは15年以降、IT(情報技術)関連などの大型の海外株ファンドの新規設定が相次いだため、結果として運用期間が相対的に短いファンドが多くなったことが、成長投資枠ファンドの平均運用期間の短期化をもたらしたとみられる。

第3に、平均保有期間は購入者全員に関わる指標であるだけに、足元で新規の購入者による購入資金が集まれば集まるほど保有期間の短い受益者が増えることで、保有期間を平均化した値は短期化する性格を持つ。新NISAが始まってから投資家資金が集中的に流入している米国株や全世界株のインデックスファンドがその典型例になる。

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だそうですが

新NISA向けは平均運用期間も短めになる理由としては

第1にNISA向けといってもNISA専用ではないファンドが大半
第2に15年以降海外株ファンドの新規設定が相次いだため
第3に新規の購入者による購入資金が集まったため

以外にも

第4に新規購入資金が360万円/年準備できない場合は一般or特定口座の投信を売って新NISA口座で買い直すと非課税の恩恵が得られるので、途中売却が合理的な場合がある

第5に新NISAは旧NISAと比較すると途中売却すると購入価格が生涯投資枠1800万円から復活する(ただし年間投資可能額は360万円まで)という途中売却に対する緩和措置が出来たので、少し売却のハードルが下がった

もあると思います