47カ月連続5ツ星が12本、優れた運用成績を残すファンドに見分け方はあるのか?

 ウェルスアドバイザーのファンドレーティングで最高評価の5ツ星を連続して獲得しているファンドの最長期間は現在47カ月で、12ファンドが該当している。これらのファンドは、投資対象を同じにするファンドの中で、過去3年間の年率トータルリターンが上位10%以内に入る5ツ星の基準を約4年間にわたって実現したことになる。非常に運用力に優れたファンドだ。投資するにあたっては、このような運用力に優れたファンドを選びたい。
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 一方、どのカテゴリーに投資すれば、より高いパフォーマンスを得られるのだろうか? 高いパフォーマンスを残したカテゴリーが翌年も続けて良いパフォーマンスになるとは限らない。何が良いパフォーマンスになるのかを事前に予測することは極めて難しい。そこで、47カ月連続5ツ星に次ぐ長期の42カ月連続5ツ星の「JP 4資産均等バランス」に注目したい。5ツ星の連続月数は長ければ、それだけ良いといえるが、何カ月以上連続すれば良いのかという基準は特にない。42カ月連続も十分に凄い実績といえるだろう。この「JP 4資産均等バランス」が投資している4資産とは、国内と海外の株式と債券だ。これらを25%ずつ均等に保有するというものだ。単純な分散投資だが、同ファンドの属するカテゴリー「安定成長」の3年(年率)リターン4.15%に対して同ファンドは9.46%という高いリターンを残している。このような国内外の株式と債券という4資産に均等に配分するポートフォリオは、国内の公的年金資金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオと同じだ。今後のパフォーマンスを予測することが難しいので、特定の資産に偏らない広く分散して投資することによって好成績を実現している。

 このようなファンドに関するデータは、ウエルスアドバイザーは公式HPや携帯アプリなどで無料で公開している。連続5ツ星ファンドはアプリで上位100ファンドがすぐにわかる。ファンド分析情報も上手に活用して、自身で納得のいくファンドを選択し、また、資産を分散させる「ポートフォリオ」の構築に役立てたい。(グラフは、47カ月連続5ツ星ファンドのパフォーマンス)

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だそうですが

「何が良いパフォーマンスになるのかを事前に予測することは極めて難し」く、「何カ月以上連続すれば良いのかという基準は特にない」上に、「特定の資産に偏らない広く分散して投資することで好成績を実現している」のであれば

ウエルスアドバイザーが公開している「連続5ツ星ファンド」をいくら確認しても「意味は特にない」し「投資するにあたっては、このような運用力に優れたファンドを選」ぶことなんか「出来ない」と、潔く諦めることが重要です

現在の金利環境では債券バブル崩壊の危機しかないという「ハイリスク&ノーリターン」な国内債券や、金利平価説や購買力平価説によって「ハイリスク&ノーリターン」しか期待できない海外債券への投資や、自らの人的資本(労働年数×年収)や社会資本(65歳以上の生存年数×年金額)の原資と重複する日本株式を避けて、先進国株インデックスか、全世界株インデックスに「長期・分散・低コスト」な投資をすれば良いと思います