テーマ型の株式ファンドの一部が特に好パフォーマンス

2月は世界的に株式が上昇する中でテーマ型の内外株式ファンドの一部のものが特に好調だった【図表4】。特に足元、人気を集めている「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」(【図表2】8位、【図表4】7位)は過去1年間の収益率が100%を超えており、過去1年でみても最もパフォーマンスが良かった。


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だそうですが

市場平均インデックスは良い成績と悪い成績を混ぜたものなので「テーマ型の株式ファンドの一部が特に好パフォーマンス」であるならば「(好パフォーマンスだったそのテーマとは違う)テーマ型の株式ファンドの一部が特に不パフォーマンス」になってるはずです

対義語を調べたら「好況」←→「不況」、「好成績」←→「不成績」らしいので「好パフォーマンス」←→「不パフォーマンス」で、合ってるのかな?(;'∀')

〇〇年〇月の不パフォーマンス・ランキングなんか誰も記事にしないので注目はされませんが、投信ファクトブックを調べると、2023年は406本の投信が新規設定される裏で、381本とほぼ同数の投信が償還されてますが、5913本という投信本数の6%程が毎年入れ替わってるので、10年もすれば(0.94^10=0.54)約半分の投信はなくなってます

 



「一部が特に好パフォーマンス」といった勝者に注目した記事を見ても、注目されないまま市場から消えていった敗者に思いをはせることでインデックス運用の有効性を実感できる思います