――JPXは、かつての東京証券取引所と大阪証券取引所を統合して生まれた日本を代表する証券取引所です。世界でも有数の取引所ですが、その株式市場が史上最高値を更新するというのは大きなできごとではないでしょうか?

東証 私どもは「アジアでもっとも選ばれる取引所」という目標を掲げています。昨今の「資産倍増計画」や「資産運用立国」などという国策の後押しもあって、2024年1月に上場企業の合計時価総額で中国・上海証券取引所を抜いてアジアのトップ市場に返り咲きました。過去10年で上場企業数は400~500社増えましたし、株価も上昇したことによってアジアのトップに返り咲くことができました。証券取引所としては株式の売買をスムーズに行うことができるよう流動性を提供することが重要な役割ですので、規模が大きいことは価値があります。今後も魅力的な取引所として世界の投資家にアピールできるよう、市場改革等の取り組みを強化していきたいと考えています。

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だそうですが

東京証券取引所の取引時間は「午前立会は9時から11時30分まで、午後立会は12時30分から15時まで」の2時間半+2時間半=5時間です

上海証券取引所の取引時間は「前場(A株)9:30~ 11:30 (10:30~12:30)後場(A株)13:00~ 14:57 (14:00~15:57)」の2時間+2時間=4時間です

シンガポール取引所の取引時間は「前場 9:00~12:00、後場 13:00~17:06」の3時間+4時間=7時間です

タイ証券取引所は「前場 9:55-10:00~12:30、後場 14:25-14:30~16:35-16:40」の2時間半+2時間=4時間半

クアラルンプール取引所「前場 9:00~12:30 後場 14:30~16:50」の3時間半+2時間=5時間半

韓国証券取引所は「通年 9:00〜15:00」で6時間

オーストラリアは「夏 8:00〜14:00、冬 9:00〜15:00」で6時間

ロンドン証券取引所は「8時00分から16時30分」で8時間半

フランクフルト証券取引所「9時00分から17時30分」で8時間半

ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)は「9:30〜16:00」で6時間半

棒グラフにまとめるとこうなります

『「アジアでもっとも選ばれる取引所」という目標を掲げてい』るのならば「15時で終わり」なんてハンドサインで取引して、算盤で集計してた時代に決めたような取引時間は見直して、どうせ伸ばすなら電子決済だし24時間取引可能にすれば「魅力的な取引所として世界の投資家にアピールできる」と思います

 

↑韓国は「取引時間を延長することで海外からの投資機会を増やすべき」と取引時間を延長しました