バブル崩壊後の低迷を経て、最高値更新を指呼の間に捉えた日本株。もろ手を挙げて喜ぶ人と同じくらい、悔しがっている人も多いだろう。「買い遅れた」「早めに売ってしまった」……。大丈夫、あなただけではない。投資の真理に通じる先人の言葉に耳を傾けよう。

投資家人口わずか2割の国

株価の動きはランダム・ウオーク

最も大事な市場への「参加」

「それでも株式が最高の投資先」

自分でコントロールできるものは?

……と長期保有の効用を説きつつ、我が身を振り返れば、昨年末にNISA(旧一般NISA)で運用していた世界株連動の投信を売却した。相当値上がりしたことに加え、旧一般NISAの場合、非課税期間が5年と短かったことが決め手だ。万一、今後急落して損失を抱えればNISAの非課税メリットは帳消しになる。損をしたら税金をとられないのは当たり前で、NISA以外の口座に許される損益通算や損失繰り越しといった「損して得取れ」戦略も機能しない。

安全をとって利益確定したものの、その後もグングン上がる相場を横目に「早まった。今まで持っていたら……」と皮算用し、後悔したことも正直ある。書くのと実行するのは大違い。つくづく投資は心との闘いだ。

米カリスマ投資家、ハワード・マークスの名著「投資で一番大切な20の教え」を読んで心を落ち着けた。彼が強調するのは不確実なリターンよりも、リスクをコントロールする重要性。自分でコントロールできるリスクを低減させたのだ、機関投資家と違って個人の投資に唯一の「正解」などないのだ、と自分に言い聞かせている。

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だそうですが

まるで「言うは易し、するは難し」みたいなオチの記事ですが、『個人の投資に唯一の「正解」などない』としても、「長期」投資が投資の基本と知っていながら、なぜ「短期」で売ってしまったのか?は、他人の言葉に頼って言い訳せず、ちゃんと反省すべきだと思います

同じ日本経済新聞社編集委員の田村正之さんのアドバイス『「一般NISA」は目標に達したら売却する潔さがカギ』を信じちゃったんじゃないですかね?(;'∀')

 


投資のアドバイスなんて、なんぼでもあるから、そのアドバイスが適切かどうかを判断する指針として「長期・分散・低コスト」を心に刻んでおけば「S&P500VS全世界」「非課税期間5年で目標達成したら売却VS特定口座で運用継続」「インデックスVSアクティブ」といった繰り返し出てくる2択にすっきりと答えが出るし、特定期間の過去「データを前にして立ち止まってしまう人は愚図」だと故山崎元さんが名言を残してます