分散投資を通じて経済成長リターンの獲得を図る考え方

経済成長からのリターンは、投資を通じて獲得を目指すことになります。その際、複数の異なる動きをする投資対象から個別に選び出す、個別投資の考え方と、複数資産に同時に分散して投資する考え方があります。

個別投資では、景気動向や企業業績、株価の動きなどを捉えた投資となることから、銘柄選別や投資タイミングの判断にはかなりの手間を要します。



これに対して、分散投資は、上図のように、資産・地域・銘柄等を分散して行う投資となります。複数資産を同時に組み合わせて保有することにより、個別の投資対象が持つ変動リスク(リターンのブレ)の相殺を期待することができます。これが分散投資によるリスクの低減効果です。

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だそうですが

〔資産〕の分散としては、債券(国内債券で金利1%未満)は今後発生する債券バブル崩壊(金利上昇)を考えれば、バブル最高値の債券をポートフォリオに入れるのはハイリスク&ノーリターンです

 


債券の金利が1%未満という現状では現金の金利0.1%はほぼ変わらないため、流動性の高いペイオフ対策で1行1000万円までの普通預金と債券アセットは同じカテゴリーと考えられますし、稼がない資産(債券+現金)に50%ものポートフォリオを割り振るのは非効率と機会損失が過ぎます

〔資産〕の分散として日本:米国:欧州:新興国=25%:25%:25%:25%で割り振ってますが、株式の世界時価総額でほ比率は日本:米国:欧州:新興国=6.3%:64.4%:15.5%:9.5%なので、4等分配分は日本、欧州、新興国への集中投資です

 

 


〔株式〕の分散として日本の4社の株式4社に4等分の投資をしてますが、日本には上場企業が約3800社あるので、4社にしか投資しないのは極端な集中投資です

複数資産を同時に組み合わせて保有することを分散とは言いますが、ハイリスク&ノーリターンな債券を30年前の常識に囚われて無批判でポートフォリオに取り入れるべきではないし、配分をいじって比率を崩すのは集中投資だと思います