つみたてNISAの普及などにより低コストのインデックス型のランクインが目立つが、3位の「NWQフレキシブル・インカムファンド 為替ヘッジなし(毎月決算型)」と9位の「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)<愛称:世界のベスト>」のように、アクティブ型でも長く人気を集め続けているファンドもある。

「NWQフレキシブル・インカムファンド」は世界の米ドル建て株式や債券などに分散投資するバランス型(QUICK独自の分類)。18年12月の設定以降、月間ベースで資金流出になったことはなく、資金を集め続けている。「世界のベスト」は新興国を除く世界の株式のうち、継続的な配当や高い利益成長が期待でき相対的に割安と判断した銘柄に投資する。運用実績24年を超える長寿ファンドで、17年1月以降、安定した分配金額を払い出し続けていることなどから人気が高い。年初来資金流入額は661億円とアクティブ型では首位だった。

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だそうですが

運用実績24年を超える長寿ファンドで、17年1月以降、安定した分配金額を払い出し続けていることなどから人気が高い9位の「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)<愛称:世界のベスト>」の10年チャートを見てみると

17年1月までは無分配で「それなり」の運用実績だったようですが、注目すべきは純資産総額がほぼ0付近しかなく「運用実績24年を超える長寿ファンド」というより、1999年の運用開始から18年間は自己資金で細々と運用し続けてた自社設定ベビーファンドを17年1月に毎月分配ファンドに魔改造して「確かな実績と毎月分配」の宣伝で拡販した、としか見えません(;'∀')

17年1月以降基準価額が16000円から8500円までほぼ半減してますが、緑のライン(分配金受け取り基準価額)はほぼ平行(19000円)だし、分配金再投資すればより増えてるから「別に問題ないし、儲かってる」かの様にみえますが

問題なのは17年1月当時に毎月分配型投信に魔改造されたベビー投信はこの「世界のベスト」だけではなく、もっと沢山の投信が「確かな実績と毎月分配」の宣伝で拡販されて、成績が振るわず繰り上げ償還されたであろうことと、客の金がどうなろうと、販売手数料3.3%と信託報酬1.9%で客は常に自分が取らされているリスクに対して過剰な利益を徴収され続けていることだと思います