新興国通貨が急落 「高金利はお得」のワナ 

 

高金利の国というのは基本的にインフレ率が高い。そしてインフレ率が高いと同じお金で買えるモノの量が減ってしまう。例えばトルコはここ数年、年に1~2割ずつのインフレ。トルコリラのモノを買う力、つまりお金の価値は年に1~2割ずつ下がり続けているということ。そして為替レートというのは、突き詰めれば2つの通貨の交換比率だ。ニッセイ基礎研の上野さんは「インフレで価値が下がった通貨は、長期的には交換比率である為替レートも下がる傾向にある」と話しているよ。

 

割高な手数料にも注意
為替手数料は為替レートに対する割合でみる必要がある。1トルコリラ16円に対する3円は約19%弱に達するので売買でもうけることは難しくなる。米ドルなら同じ計算で往復0.5%の負担なのと段違いだ。新興国通貨投資がもうかりづらいのはこうした手数料の高さも一因だ。

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だそうですが

 

じゃあ手数料が割安なFX業者なら有利かというと、そうはいきません

 

FXの約款を読めば3つの事が書いてあります

 

1)相対取引である
2)レートはインターバンクと共に独自に決める
3)差金決済である

 

1)相対取引ということは、客が勝負しているのは、為替市場でも、他の客でもなく、FX業者とのタイマン勝負です
2)レートが独自ということは、タイマン勝負をしてる親は自分(FX業者)と金主(インターバンク)が勝てるようにレートを操作するということです
3)差金決済ということは、実際に円を外貨に換えたりしてるわけではなく、データ上の数字を上げ下げして2割の客に儲けさせて、8割の客から巻き上げた金を自分(FX業者)と金主(インターバンク)で分けるだけだから、為替手数料なんか無くてもいいんです

 

ま、ギャンブルは全て「親が儲かるから、親が大金かけて開設するもん」ですけどね
「為替手数料無料のFX業者は何で儲けてるんだろう?」と当たり前の疑問を持つことが大切だと思います。