要するに?

要するに、
バランスファンドの効用って、


地震が起きたときに食べる非常食のようなもので
「非常時にならないと・なかなか分からないものなのです。」

市場に大きなショックが起こった場合に、
その振れ幅(下落幅)が抑制される効果は
あなたが思う以上に、大きなものなのです。


少なくとも、2019年まで
投資対象 = 株式インデックスファンドで良くない?
と言われていた「楽観論」には、

大いにくぎを刺したはずです。

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だそうですが

今回の記事の様に「バランスファンドには下落抵抗の効用がある」と主張したいときには
〇〇ショックの下落寸前を起点(100)として主張を展開すると「言いたい事」に即した事実を切り取れます
逆に「株式ファンドの稼ぐ力はバランスファンドを凌駕する」と主張したいときには
〇〇ショックの下落の底を起点(100)として主張を展開すると「言いたい事」に即した事実を切り取れます
下落寸前や、下落の底で売ったり買ったり出来ないんだから、このような特定日を起点とした主張には注意が必要です

ちなみに長期でも、かなり事実を印象操作できます

リーマンショック前を起点(バランスファンドが健闘するグラフ)
リーマンショック底を起点(株式ファンドが凌駕するグラフ)
どちらの成績が良いかは「切り取り方」次第で何とでも説明できますが、どう切り取っても絶対に変わらない重要な事実は

と、7倍のコストが取られる事です

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの 純資産 199,877百万円で計算すると0.57%は(11億3900万円)の手数料/年で
運用会社に0.27%(5億4000万円)直販ならば販売会社分の 0.19%(3億8000万円)が手に入り
実際の運用はバンガード社にExpense ratio 0.10%(2億円)で丸投げなので、差額(3.4~7.2億円/年)は労せず丸儲けです