本澤二郎の「日本の風景」(5305)

<43兆円の戦争準備・超軍拡で笑いが止まらない財閥のさらなる野望は核開発推進と核武装>

自民党・公明党の連立政権は、石破茂になっても何も変わらない。政権発足5日経たない間に一部の新聞が書いた。人殺しの武器弾薬関連の安保法制を、日本国憲法が主権者・国民に命じている事柄に関して反対すると「テロだ」と決めつけていた。東京新聞の鋭い指摘に「恐ろしや石破」と受け止めた国民は多い。

裏金疑惑候補も公認するというのだから、権力を握った輩は真っ当な政治家ではない。石破も、岸田同様に売国奴の烙印を押さねばなるまい。

地震国でなくても核エネルギーは、人間と地球を破壊する。使用済みの核の処理も先進科学も不可能だ。ヒロシマ・ナガサキとフクシマの教訓を100%死守することが、人類と地球の存続に不可欠なのだが。

財閥傀儡政権は、核武装への道を突き進んでいる。第二のヒロシマとフクシマを確実に予感させている。

 

<危険すぎる原発再稼働加速・開発と建設の拡大>

超円安と血税43兆円投入の武器弾薬戦争予算の執行で、日本財閥は世界恐慌寸前だというのにうけに入り、笑いが止まらない。

盆と正月が一緒に来たことにも満足しない。次は原発再稼働加速どころか、新たな核開発と建設に突っ込めと、石破内閣に発破をかけていたことが、政権発足4日目に判明した。

 

新聞テレビは「財界の要望」という灰色の絨毯に包んで、やんわりと報じた。経済記者はなめられているどころか、悪魔の宣伝に一役買っていた。悲劇の日本である。

原発の危険性は、2011年のフクシマ東電原発で証明された。核汚染ごみを房総半島の水源地にやくざ系産廃業者が不法投棄して10年近くになる。フクシマが元通りになるには3000年かかるという。

 

<房総半島・陣場台の悲劇を信じない専門家>

先ごろ埼玉県の市民団体が核専門家を呼んで集会を開いた。専門家は、袖ヶ浦市陣場台の悲劇の存在を信じようとしなかったという。フクシマの核汚染ごみが、房総半島の水源地に持ち込まれている!「ありえない」と核の専門家は指摘したというのだ。そのありえない事態が既に10年も放置されている。

 

<安倍・国賊論者の村上誠一郎を動かせ!>

安心安全を平然と口走る石破も、核の専門家も放射能測定器持参の陣場台視察をさせるしかない。石破は逃げるだろうが、安倍・国賊論者の村上誠一郎に要望すればどうか。彼もフクシマ原発事件に詳しい。視察するかもしれない。

元水田三喜男秘書の御園豊が奔走すれば、村上が行動を起こすかもしれない。村上一族は旧大蔵省で水田の配下として交流している。

 

<歴史の教訓放棄と核武装化の超軍拡叫ぶ財閥>

経団連の十倉雅和会長、日本商工会議所の小林健会頭、経済同友会の新浪剛史代表幹事は2024年10月4日、首相官邸で石破茂首相と会談。「原発の再稼働加速や開発・建設に向けた政府方針の具体化」を強く求めた。

財閥からの裏金献金は、想像を超えるものとなろう。手足のある大手の新聞テレビに期待したいが、おそらく無理だろう。彼らは核専門家でさえも否定するフクシマの核汚染ごみの不法投棄事件さえも無視しているのだから。

 

<恐ろしいヒロシマ・ナガサキ・フクシマ眼中になしの守銭奴>

旧内務官僚の正力松太郎が、敗戦後にA級戦犯から岸信介らと共に復権すると、読売新聞経営に乗り出して原発推進と軍拡の新聞に変質させた。野球経営で姿を隠して部数を伸ばし、児玉誉士夫と連携した渡辺恒雄が実権を握ると、恐ろしや憲法改正論をぶち上げ、自民党の護憲リベラル派排除に乗り出した。極右・国家主義者の中曽根政権から森喜朗の清和会政権をてこ入れし、その因果によってフクシマの東電原発の大爆破事件が発生。

 

しかし、反省も謝罪もせず、さらなる原発再稼働と新たな核開発世論で、平和主義に蓋をして核武装への野心をたぎらせている。悪魔の人脈が、いまの自民党と公明党に及んでいる。

石破もその一人なのだ。

 

東京新聞は昨日「デモはテロ」と断言した、と石破の正体を報じた。これは正論である。「民意によりそう」は石破の世論操作でしかなかった。悲しいかな野党第一党の立民も、松下政経塾の改憲軍拡派の野田!投票を棄権する有権者が大量に出ないか?

呪われてしまった日本なのか。

2024年10月5日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)