本澤二郎の「日本の風景」(5273)

<神社本庁の金集め本格=人類に対する戦争責任=反省と謝罪>

今朝の房総半島は気温26度。秋本番である。秋祭りの最盛期を迎えて、戦争責任を回避したままの神社本庁と自民党の神道政治連盟が、派手な金集めを行っている。

先日、初めて留守宅に「祀り(祭礼)の寄付を頼みます」という玄関からの呼びかけを体験した。突然のことなので「神社は大嫌い。戦争責任を果たしていないインチキ宗教」と言いたかったが、とっさのことで正確な批判をできなかった。

近現代史を知らない神道信者、憲法20条の信教の自由と政教分離を知らない無知な日本人を標的にした、神道の問題のある金集めが、目下日本列島でくまなく繰り広げられている。

 

京都の時代まつりでは、確か法廷闘争も。神社本庁は、人々の無知をよいことに、自民党支持の岩盤である氏子総代と神主が、地域の自治会を牛耳って、神社行事の最も大事な祭礼資金集めを敢行する秋反版だ。公金横領の疑惑も限りなく付きまとっている。これは選挙運動資金とも関係している。

国税庁が、神社本庁がこっそりとかき集めた大金の行方を、公正に精査するとどうなるか。すごい事態に発展するだろう。統一教会・創価学会のそれよりももっと悪どい金集め・公金横領疑惑がまとわりつく。氏子以外への金集めは論外。自治会費に手を突っ込むことは、法律上問題となる。

戦前の国家神道の戦争責任を果たすことが、神社本庁や神道政治連盟にとっての責任と義務であることを、強く指摘したい。いまの軍靴の音の元凶であることも、平和を愛する国民にとっては、きわめて深刻で、主権者が声を上げる時である。

 

<「祭礼にかこつけての公金横領は信仰の自由に違反」

赤紙一枚で、学生から若い青年、幼子のいる妻帯者まで戦場に狩り出した80年前の日本。天皇教である国家神道の戦争責任は、万死に値するものである。

歴史を知る日本人は誰でも知っている。GHQ最大の過ちは、国家神道を廃止したものの、看板を変えた「神社本庁」を許したことだ。A級戦犯勢力の岸信介・安倍晋三らの「守護神」として、現在も自民党の極右勢力として、日本の権力をほしいままに略奪してしまった。これが日本最大の危機なのだ。

 

その原動力が、祭礼の金集めによる巨費である。全国の自治会は無数に存在するが、全国民からの集めた自治会費を祭礼費用に回すという、いわば「犯罪行為」をして、担当する神主と氏子総代が公金に悪魔のような手を差し伸べて、違法行為をしている。

神社本庁の祭礼と自治会活動は別物である。

 

<派手な寄付金集め=選挙資金にも?=政教分離違反>

一般家庭から企業その他にも寄付を、反強制的に集めるという、これは第二、第三の税金に相当する。税金は法律によらなければ徴収できない。カルト教団による金集めは、信者以外からだと違法性が伴うだろう。

 

しかも、戦争には必然的に宗教が絡む。悪しき戦争宗教が、悲惨な事態を招く。人の命を奪う行為が表彰される悪徳にカルト教が関与した80年前の日本。靖国神社は、そのための施設であるが、実際は命を失った者たちの怨念が渦巻いているだろう。戦争に関与した神道は言うに及ばず、統一教会や平和を放棄し、戦争法制に協力した創価学会は、宗教法人法によって解散させることが、憲法20条の精神であろう。

 

<靖国の国家護持は論外=神道政治連盟の改憲軍拡NO>

目下の自民党総裁選は、いわば極右好戦派のためのものであることが、50年以上もの長期間、自民党政治を見聞してきたジャーナリストの正義の分析である。日米韓による台湾有事を目的にしている。その輩が野党にも存在している。火遊びどころではない。

 

靖国神社に参拝する自民党議員は、すべて右翼人士である。偏狭な民族主義者ばかりだ。その筆頭が歴代の自民党総裁。岸田文雄は、昨日も改憲軍拡ラッパを吹いた。

武器弾薬に43兆円の血税を投入した被爆地・ヒロシマを選挙区にした首相として、米国大統領から格別の扱いを受けた宏池会の裏切者だ。歴史に向き合えない人間は、現在も未来も盲目。また繰り返すことになる。

 

塵も積もれば山となる!原始の毛の生えたお祓い戦争犯罪宗教に身を捧げる愚を排せよ、である。

2024年9月3日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

 

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