本澤二郎の「日本の風景」(5056)

<天下大乱!能登半島地震大災害など政府の災害対策はいい加減すぎる=山本太郎が暴露>

自民党と公明党の腐敗コンビに起因するのであろうが、岸田内閣の

の災害対応は、何事も中途半端。能登半島地震災害対策の参院集中審議で山本が、能登半島のみならず全国的な災害地区においても、いい加減な対応に終始している現状を鋭く指摘した。その国会での岸田追及場面の動画がネットで関心を集めている。

 

さもありなん、石川県知事の馳浩の姿が今も見えない。彼は官房機密費による東京五輪不正工作を自ら明らかにして、五輪疑惑に対する検察の甘過ぎる捜査を暴いたのは立派だが、その後に発生した巨大地震対策は落第生だ。馳の親分で、清和会の古狸で政教分離違反者の「神の国」神道信者の森喜朗も雲隠れしたままだ。

 

1か月近く経つのに能登半島住民は「災害関連死」に震えている。自衛隊員を5万人、10万人を投入し、同時に重機やヘリを大量投入すれば、とうの昔にケリがついていたはずだが、岸田政府の防衛省は近隣の動向に関心を向けているのか、足元の災害対策は駄目だ。岸田の参謀役が疑惑の木原誠二ゆえだろうか。

石川県どころか、ここ数年の激甚災害地区も、いまだにしっかりと処理していなかったことが、山本の国会追及で判明した。政変の場面だが、岸田後継に手を挙げる人物に、一人としてまともな者がいない。天下大乱の様相を見せ続けている。

 

<ワコーの核汚染ごみ・日高金属の汚染水の袖ヶ浦市高谷・林地区対策委員会も正月休みなし>

国がこの体たらくだから、地方は輪をかけてひどい。核汚染ごみ事件の房総半島の水源地では、やくざ系のワコーという産廃業者も雲隠れして数年経つ。ワコーの近くの日高金属という外国人経営の悪徳企業から流れ出す有毒汚染水垂れ流し事件もまた、相変わらず今も続いている。

一昨日は、同金属から大量の汚染水があふれ出している現場を、すぐ近くの福祉施設の職員が目撃した。直ちに、汚染水と核汚染ごみの高谷・林地区の対策委員会と関係区長に緊急連絡が入った。

確かに現場は、ものすごい量の有毒汚染水が溢れ出している。仰天した住民は、即座に全くやる気なしの袖ヶ浦市環境部に通報し、同時に地元の木更津署の駐在所にも「立会い」を要請した。ところが、やくざと癒着していると見られている木更津署の巡査は腰を上げようとしない。やむなく110番通報で木更津署に連絡しているところに、二人の若い巡査がやってきた。

環境部の職員は、水質検査用の容器も持参しない。やる気なしの態度がみえみえなのだ。

 

市民の命と健康に対する市と議会の対応は、住民サイドからすると無関心そのもの。そこでこの機会に、改めて対策委員会と区長が環境部会長に電話すると、彼は問題企業から事情を聴くとしぶしぶ応じたものの、肝心の水質検査は約束しない。本ブログでは、繰り返し水源地の河川が、市原市姉崎地区と君津郡市の40万人の水道水を汚染している可能性が、ほぼ100%の確率で高いと指摘してきた。水と空気を守る君津郡市の市民団体も、このことを繰り返し訴えてきているのだが。

環境部長とのやり取りで分かったことは、なんと「私も水を買って飲んでいる」ということだった。ということは、高給取りの市の幹部連は、水道水の汚染を認めているのだろう!これは驚きである。

 

<やくざ代議士の倅と運転手が衆参国対委員長に就任の岸田・珍人事に野党国対の覚悟>

さて再び国政に目を転じると、清和会の安倍側近だった世耕弘成が参院幹事長を辞任したことから、関連して国対委員長に石井準一が就任したという仰天人事が判明した。

房総半島・千葉県では、石井はいわくつきの政治屋で有名だ。袖ヶ浦市の住民の間では「石井はやくざ代議士のハマコーの運転手上がり。利権に目ざとい。千葉県知事の熊谷俊人を操っている」とも知られている。

衆院はハマコーの倅、参院はハマコーの運転手という布陣で、野党を手玉に取ろうというのである。

野党国対に警告する!自民党国対費に手を出すな、である。万一、金銭や遊びや贈り物に手を出すと、大変な事態が待ち受けている。

よくよく覚悟が不可欠である。野党の若造党首には理解できないかもしれないが。

 

<これでも大阪万博強行の経産相・斎藤健の狂気>

もう一つのニュースが気になった。我が友人は経産相になった斎藤健は「まともだ」と連絡してきたが、本当だろうか。彼も原子力マフィアに取り込まれていないのかどうか?

安倍と維新の利権といわれる大阪万博を強行する大義は全くない。政府も国民もカネがない。中止が正しい。実施すれば、必ず大阪地検特捜部の出番となる。それでも強行するのであれば、斎藤はタダの政治屋に過ぎないのかもしれない。

大阪万博は止めよう。国民の叫びである。利権遊びは天文学的な借金大国にとって不要である。安倍を引きずること勿れ、である。

2024年1月26日記(日本記者クラブ会員)