本澤二郎の「日本の風景」(5050)

<清和会裏金騒動は、世論のほとぼりが冷めるまでの検察と官邸の派閥解消田舎猿芝居で幕を下ろす=派閥の実害ゼロ>

いつか忘れたが、カミソリの後藤田が「日本人は複眼で物事を見るようにしないと、いつもごまかされる」と言っていた。単細胞の人間というと、反骨ジャーナリストもその一人に違いないが、今回の清和会裏金事件とその処理は「派閥解消」で一件落着。これでは自民党は痛くもかゆくもない。30年前と同様に世論のほとぼりが冷めるまで看板を下ろして、何食わぬ顔で解散すれば、愚民は国対やくざでも誰でも当選させてくれる。

 

改憲軍拡の米国属国を貫徹する清和会的な極右片肺内閣が、今後とも継続することになる、と断言したい。検察と官邸が演出した田舎の猿芝居も間もなく幕が下りる。大山鳴動して鼠一匹は、日本の検察の誇れる手口だ。安倍にまとわりついたTBS強姦魔やNHKの女記者の様な報道関係者は、これからも出てくる。

 

「間違いを起こしました。悪うございました」で責任を回避させる東京地検特捜部と岸田官邸に乾杯すべきなのか。

昨夜は清和会解散式の後、さばさばした表情で記者会見した参院議員の世耕弘成に、誠意を感じる国民はほとんどいなかった。甘い記者会見だった。本人は「厳密な捜査で不起訴になった」と開き直った。記者会見場には政治部、それも清和会に雇われているようなスシロー?レベルの記者団だったかもしれないが?

 

<諸悪の根源は雑魚に金バッジをつけさせる反民主的な選挙制度に

あるのだが、だれも叫ばない>

「泥棒が泥棒のルールを作る。それを被害庶民が受け入れる」というような、自民党の政治刷新本部に対する厳しい指摘に、岸田は一番安直なお芝居でケリをつけようとしている。木原誠二の悪だくみなのか不明だが、自民党は何も変わらない。問題議員を議員辞職させる、党から排除するしかないが、割を食う政治屋は数人だけであろう。

 

<国民は異次元金融緩和とゼロ金利による超物価高に泣いている!是正して1ドル110円、120円にせよ。財閥のみ肥え太るアベノミクスを阻止せよ>

日本国民の政治不信はただ事ではない。岸田は側近の疑惑の人物さえ首を切れない。怪しげな官邸は、今後も継続してゆく。清廉の士が一人もいない。疑惑の清和会も看板が姿を消すだけである。

国民生活を破綻させているアベノミクスを破壊しようとはしていない。日銀の植田和夫は依然として円激安を強行し、財閥を肥え太らせることに懸命である。財閥の裏金に期待をかけている。

財閥の蓄財は天にも届く勢いである。その原資は庶民大衆である。財閥に目をむけた金融政策で、国民生活は破綻している。もう10年になる。それを新聞もテレビも報道しない。野党議員も追及しない。財閥が肥えて国滅ぶ!

円激安政策を止めろ!なぜ止めないのか。国民を愚民・棄民扱いしている自民党と公明党の連立を破壊しないと、人々は安心して暮らせなくなる。後世にツケ回しをする水膨れの予算を食い止めよ!「今だけ自分だけカネだけ」の永田町でいいのか。

 

<異常株高の先に解散が見えてくる!>

株の世界を知らない人間も困ったものである。株高操作に日本銀行が狂奔している。こんな日本の真相を教えてくれた人物は、実をいうと元清和会秘書会で活躍した御仁。政治記者は知らなかった。アベノミクスの策略であろう。

現に安倍国葬に対する民衆の抵抗を思い出す。安倍に同情した人物は、高市早苗や岩田明子ぐらいは分かるが、それ以外では神道政治連盟と日本会議しか思いつかない。保守ではなく極右の人々とカルト組織団体である。それにしても「物価の番人」が株を購入して、株高政策にのめりこんでいる。

ほかの国はどうか。お陰で物価高!解散の好機といえる。岸田の次の一手は解散して、長期政権へと始動している。

所詮、検察も政府も一体。同じ方向を向いて走っている。主権者に向いてはいない。国民生活をどれほどの国民が目を向けているのであろうか?フクシマの核汚染ごみで泣いている、やくざが跋扈する房総半島人の追及は止まらない!

2024年1月20日記(反骨ジャーナリスト)