急に、無性に食べたくなるものがある。

例えば、コシャリ。
コシャリとは、当時豆のサンドイッチと並んで
一番庶民的な(或いは安いとも言う)食べ物だった。

マカロニとぶつ切りのスパゲッティとご飯
という炭水化物だらけのところに
更にレンズマメとあげた玉ねぎをかけ、
トマトソースをかけたもの。
お好みで唐辛子ソースやお酢をかけて
ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる。

単純な食べ物だが、と言うよりだからこそ
ソースが決めてで
人気のあるコシャリ屋とそうでないところと
あったりする。
日本で言うならラーメン屋のごとく
コシャリ屋は沢山、あちこちにあった。

私は辛いものが好きで、
唐辛子ソースを沢山かけて食べるのが好きだった。

そして辛いものを食べた後には、甘いもの
コシャリ屋には大抵 ウンム・アリーというデザートがある。
米を牛乳と砂糖で柔らかく煮て冷やしたものだ。
ココナッツフレークとかレーズンとかも入っていたと思う。
(既にうろ覚え)

ドイツにもアラブ系の食べ物屋はあるけれど
サンドイッチ止まり。
レストランはどちらかと言うとシリアとかレバノン系列か
モロッコ、チュニジア系列に分かれ
エジプトの庶民の味なんて、(当り前だが)ある訳は無いのだった。
ああ、コシャリが食べたいなぁ、、。