米澤穂信さんの「満願」を読みました。

 

 

山本周五郎賞

2014年の

 

「このミステリーがすごい! 」第1位
「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位
「ミステリーが読みたい! 」 第1位

ミステリー年間ランキングで史上初の国内1位3冠を取った作品との事。

 

短編集で何か面白そうな作品は無いかなと探して見つけた1冊。

 

夜警  :新人お巡りさんの殉職にまつわる話

死人宿:失踪した彼女を探し当てた先は、温泉ガスで人が良くなる「死人宿」と呼ばれる宿だった。

     そこには今日も死にたいと考えている宿泊客が。。。

柘榴 :美人に育った女性が結婚した男性は、女性の誰もが魅了される男。ただし、旦那としてはダメ男だった。

     そんなダメ男と離婚をするにあたり、娘たちの親権をかけて裁判所で調停が進められるが。。。

万灯 :エネルギー資源開発に命を懸けて取り組むビジネスマン。あるアジアの国で村のカリスマ指導者の抵抗に遭い、

     反対勢力の長老からある打開策が提案されるが。。。

関守 :ライターに持ちかけられたのは都市伝説の記事。フリーテーマの記事で行き詰まり、先輩ライターにネタの

     提供を相談し1つネタを得る。ホンモノな気がするので止めた方が良いと忠告を受けるが、そんな事ある訳無いと

     取材に向かうが。。。

満願 :苦学生が下宿でお世話になったおかみさんが殺人事件の容疑者として逮捕される。弁護士となった彼は

     おかみさんの弁護を引き受け奮闘するも、おかみさんが急に控訴を取りやめると言いだしそのまま服役。

     刑期を終えおかみさんが出所してくるのに合わせて、事件を振り返るが。。。

 

以上、6編が収録されています。

 

どれも面白くはありましたが、”3冠”に期待値が上がり過ぎたせいか、自分の好みの問題か

そこまではハマらず。。。

 

6編の中では「関守」と「満願」がオススメかな。

 

「万灯」、「夜警」、「満願」はNHKでドラマ化されていてPrime Videoで観れるようです。