城山三郎さんの「盲人重役」を読みました。

 

 

 

長崎県島原市の島原鉄道の役員、宮崎康平さんをモデルにした作品です。

長崎県島原市出身の女優、宮崎香蓮さんのおじいさんのお話ですね。

 

 

 

 

半島鉄道の重役・屋代は地元への行幸の噂を聞きつけるも、色々と問題をあげつらって

半島鉄道での移動は外されている事を知る。

新しい機関車、新しい軌道を整備する事で行幸に見合った鉄道である事を示そうと奮闘し、

行幸を実現した。しかしその代償は重く、過労で失明してしまう。

失明してからも屋代は半島鉄道のため、地元のために奮闘していく。

 

 

モデル作品のため、描かれている行幸や水害は実際にあった話みたいですね。

私が生まれる前なので聞いたことあったような程度でした。

あと、驚いたのはドラマ、映画「君の名は」(句点付きの前前前世の「君の名は。」では無いです)の

雲仙ロケ誘致をされたのも宮崎さんなのかあと。これは地元、世代的なものなのでしょうがてへぺろ

 

その宮崎康平さんを知ったのは孫の宮崎香蓮さんの映画出演の話題から。

 

 

 

 

後半生は邪馬台国研究もされていたらしく、「まぼろしの邪馬台国」を言う本を出版され

邪馬台国論争を巻き起こしたそう。

それが映画化される事になり、孫の宮崎香蓮さんも出演されると言う事で長崎には

話題になり、それきっかけですね。

 

映画の中で鉄道時代も描かれていますので、活字が苦手な方は映画を見てみるのもありかと。

 

島原鉄道に最後に乗ったのは25年くらい前なので、また乗りに行きたくなりました。

コロナが落ち着いたら行くかなぁ。

 

島原の私的おすすめはベタですが、島原城、姫松屋の具雑煮、しまばら水屋敷ですね。

ご参考まで。