手袋交換しないまま中学生50人超を歯科健診 | Dr 鈴木の「腸超健康」

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京都新聞 2024年 7/6(土) の記事より

⇒「京都市中京区の中学校で6月に行われた歯科健診で、担当校医の歯科医師が複数の生徒の口腔(くう)内に触れたにもかかわらず、手袋を交換せずに少なくとも50人以上を診査していたことが5日、分かった。日本学校歯科医会は口腔内などの粘膜に触れた場合は感染防止のため、手袋の交換を義務付けており、学校側は生徒に謝罪した。」

個人的な意見を言いますと、この歯科医師は「医師免許剥奪」が妥当でしょう

このような衛生観念の低い医師が診療をすることは社会への脅威であり、取り除かれるべきです。

唾液を介して伝染する病原体として、直ぐに思い浮かぶのは「ピロリ菌」です。50人の若者のうち、何人かは、この歯科医の行為により将来、胃癌になる可能性があります。謝罪で済む話ではありません。

ところで「消毒」の問題と「内視鏡の精度」の問題は似ています。

 

医師が手抜きをすれば患者さんには「致命的」ですが、患者さんはチェックできません。

 

医師は患者さんに「内視鏡の精度」を、どのようにして担保できるか?

この問題は「Quality Assurance of Screening Colonoscopy」として欧米では盛んに議論されていますが

当院の「精度保証内視鏡」は、一つの答えです。

 

では「消毒の保証」はどうすればいいのでしょうか?

 

私見ですが「消毒法のHP公開」と看護師の内部告発による監視」が答えだと考えます。

 

この問題は「現在進行形の難問」であり、当院の試行錯誤をHPに記載しています

 

スマホ版

 

PC版

 

当院HPより

 

この当たり前のことが徹底していないことが、今回、京都で露呈した訳です