先日、ジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演によって、ドル/円は148円台から146円台へ2円超の円高に動きました
利下げの可能性を示唆したものの、政策決定は慎重姿勢を維持したことから再び円安へ
方向性が今一つ、定まらなくなってきた感じがしています
そして、9月発表の米雇用統計(9/5)、米消費者物価指数(9/11)
米雇用統計が予想より悪く、CPIがかなり抑制的な数字であれば、0.25%利下げではなく0.50%の大幅利下げへの期待が高まるかもしれないし
また、年内の利下げ回数も9月、10月、12月と年内3回への期待が高まれば、大きくドル安が進む可能性もありそう
つまり、市場に9月利下げは織り込まれているため、焦点は、大幅利下げがあるかどうか、12月まで年内3回の利下げを行うかどうか、になってるような気がしています
日銀の植田総裁もジャクソンホールで「賃金には上昇圧力がかかり続けると見込まれる」と発言しているので、そろそろ日本の利上げも視野に入ってきてるのではないかなと
ちなみに、9月は為替相場が大きく乱れる「通貨大乱の月」と呼ばれるそうで、為替の世界では最も警戒する月と位置付けられているようです
過去を振り返ると・・・
1985年9月22日:プラザ合意
1992年9月16日:ポンド危機
2001年9月11日:米国同時多発テロ
2008年9月15日:リーマン・ショックでも40年間で4回しか乱れてないなら少なくない⁈
為替は二国間の問題なので、片方が永遠に上昇下落を続けることはないと思っていて
いつかは円高になり、またいつかは円安になるんでしょうね
為替は株価にも影響しますので、短期運用の方は少し注意が必要かもしれませんね