私の仕事は技術系ですが、一から開発しているわけではなく、既存の機械を客先からの要求仕様に沿って設計するような仕事です
ときどき開発にも携わるのだけど、とくに意識しているのが【AI】【IOT】【環境問題】
(今のご時世この3つは避けては通れません)
ある程度、先の未来を想像して開発に取り組むわけですが、2050年の世界を調べててなかなか興味深かったのでご紹介します
IEP(シンクタンク経済平和研究所)が2020年9月にまとめた報告書によると、2050年には世界の地球環境問題が悪化し、世界人口の10億人以上は避難民として暮らすことになると予想されています
地球温暖化による気候変動を背景に自然災害の頻度は増えており、今後増加の一途をたどる可能性が高いことを考えると、今は安定している国においても2050年までには水や食料不足のなどの状況が悪化する可能性があるようです
世界では人口増加に伴う2050年問題が懸念されていますが、日本の姿はどうなるのでしょうか
日本の2050年問題として次の3つが予想されています
①超高齢社会になり働ける人口が減少する
②地球温暖化が進みあらゆる弊害が生じる
③AI化により人が働く場を失う
超高齢社会と人口減少
厚生労働省が平成29年に推計した人口の年次推移データによると、2045年には高齢化のピークが訪れ、65歳以上の人口が最大になります
その後、2050年には日本人口が10,000万人を切り、減少の一途をたどると予想されています
超高齢社会になると認知症患者が増加や社会保障費の増大などが予想されます
若者が少ないため労働力は不足し、税収が減少し、国家の財政破綻につながりかねません
また、人口のほとんどが都心部に集中し地方の人口が大幅に減少するともいわれています
地方で働く人が不足し、農家が減少し、過疎化が進むのです
地球温暖化が進み、気候変動が起こる
専門家らは2050年の夏は47度になると予想しています
(あっつ)
さらに、地球温暖化による気温上昇に伴って降水の頻度が変化することで干ばつの影響を強く受けて、深刻な水不足や食糧問題が起こると考えられています
AI化による雇用減少
アメリカの学者カーツワイルが「2045年にはAIが人間の知能を超える」唱えたため、2050年にはほとんどの仕事がAI化されると予想されます
AIが人間の仕事を行うようになると、大量の失業者が生まれます
コンビニやスーパーでのレジスタッフ、銀行員や配達員、タクシードライバーなど様々な仕事がAI化されることで働く場所がなくなってしまうのです
労働力となる若者の人口が減少することを考えると一見良い進化であると思えますが、AI化は格差社会を生み出します
人工知能ではどうしても替えの効かない職業があるからです
2050年までにはAI化によって職を失った人とAI化できない職業に就いている人との間に貧富の差が生じると予想されています
日本の2050年問題に備えて今からできること
2050年問題が生じる前に医療技術を進化させ、高齢者でも労働力として活躍できるよう健康寿命を延ばす必要があります
(おーい いつまで働かせる気~
)
コンパクトシティによるインフラ老朽化のストップ
なるべく人が集中する地域に住む
人が生活する都市の規模が縮小されればコンパクトなインフラで済むのでインフラの老朽化を放置せずに済むようです
(家を買うならやっぱり首都圏)
2050年といったら、そんなに遠い未来ではありません
ですが、ガラッと生活環境が変わりそうです
周りを見渡すと若者が消え、AIやロボットが仕事をして職場がなくなり、気候変動の影響で家の中で過ごすことが多くなる
もしかしたら、そのとき必要なのは「お金」ではなく、もっと違う「何か」なのかもしれません
本当に必要なのは「順応能力」や「生き抜く力」なのかもしれませんね