『S&P10考察』の完結編です
(誰も見てないって)
構成銘柄も似ている『FANG+』と『S&P500トップ10指数』、購入するならどちらにすべきなのでしょうか
ここからは完全に私見です
中短期でハイリスクハイリターンを求めるなら『FANG+』、長期でS&P500以上のリターンを求めるなら『S&P10』が良いかなと思っています
ポイントは時価総額加重平均と均等加重平均
FANG+の構成銘柄であるスノーフレイクやNetflixは、S&P10には含まれていませんが、FANG+では中型銘柄であるにもかかわらず(世界的に見たら超大型ですが)、10%ずつ均等に配分されています
投資の基本は安く買って高く売ること
何が言いたいかというと、FANG+では中型銘柄にも均等に配分されているので、跳ねる(化ける)可能性がある
でも、時価総額加重平均で構成されているS&P10が高値を更新するには、すでに高値をつけている銘柄がさらに高値を更新しなければなりません
ちなみに5年リターン(年率)で比べてみると、FANG+は37.06%、S&P10は28.38%となっており、現在リターンはFANG+の方が上のようです
(今のところFANG+の戦略が当たっているということなのかな)
以上が、中短期でハイリスクハイリターンを求めるなら『FANG+』という理由
長期でS&P500以上のリターンを求めるなら『S&P10』が良いという理由は以下です
S&P10は、S&P500構成銘柄のうち時価総額上位10社という明確な選定基準があり、分野の縛りもなくその時代最強のトップ10が選ばれます
一方、FANG+は大手テック企業に限られ、指数を作っている『ICE』という機関が業績を見て銘柄を選定しているようなので、長期でほったらかし投資にするにはいかがなものかと…
しかも信託報酬料はS&P10の方が圧倒的に安いので、これは長期目線で見るとかなり大きい
長期で保有するならFANG+よりS&P10の方が向いているのかなぁと思いましたね
結論からいうと、長期or中短期で保有するか、よりハイリスクハイリターンを求めるのか否かで向き不向きがありそうです
もし、この2つのファンドで購入を迷われている方がいらっしゃったら、両方のメリットを享受できるよう50%ずつ購入するのもありかもしれません
そして、S&P10の購入自体を迷われている方は、リスク許容範囲内で購入してみるのもいいかも
12社のみなので、下がる時はガツンと下がりますが、S&P500を牽引しているトップ12社の恩恵をダイレクトに享受できますしね
私は特定口座で少し購入してみようかなと思いましたよ〜
ですが、FANG+を売却してS&P10に乗り換えることはないです
これからまだまだAI、IT分野は伸びていくと思うし、投資の基本である安く買って高く売る、を指数で享受できるのはFANG+くらい
長くなりましたが、これで完結します