昨日、とうとう円が154円台まで下落してしまいました
私が保有しているファンドは米国株の割合がかなり多いので、この為替変動が大きく影響します
本来、日本で生活している私が円安の今、米国株に投資をするのは相当不利なはずです
なぜなら、円建ての投資信託(オルカンやS&P500)を購入していると気づきませんが、毎月定額で積立している場合、円安になるにつれて取得できる株数が減っているはずだからです
ドル建てであるETFを購入されてる方は、どんどん割高になるETFを購入することになるので、円安の今、米国株を買う辛さを実感しているのではないでしょうか
じゃあ、円高になるまで外国株に投資するのをやめる高値掴みをしてしまうと損するから一旦中断する
という考えもよぎりそうですが、それは違うと思うのです
以前FXをかじったことがありますが、為替は株価を読むより難しい、というのが個人的な感想です
もしかしたら1ドル200円の時代がくるかもしれないし、100円に戻るかもしれない
それは誰にも分かりません
どうしたらこの不利な状況で攻めの姿勢を崩すことなく投資を続けることができるのでしょうか
ドルコスト平均法で分散投資して、株数と取得価格を均していく、これが最適解と思っています
インデックス投資は運用期間が長くなれば長くなるほど利益が増えるため、一括投資もしくはなるべく早く多くの金額を投資するのが有利、と言われています
ですが外国株式ファンドは株価変動だけでなく為替変動も絡んでくるので一概に「一括・最速投資が有利」とは言えないと思います
株価上昇が円高を上回る場合はそれに非ずですが、その未来は誰にも分かりません
そして、一番恐ろしいのは株価下落と円高がダブルで到来すること
以上のことから、「円安は高値掴みするから円高になるまで待つ」というのは機会損失になりますし、「株価が好調だから一括投資しよう」というのも不安が残ります
であれば、時間の分散をして株数、取得価格を均していくのが安全なのかもしれません
あとは、株価や為替変動のリスクヘッジとして、現金、債券、ゴールドを持つのも有効かと思います
長く市場にいる年配の上司が言っていた「投資は分散がキモ」という言葉
今の私にとって重い言葉です
市場が不安定なときでも「投資の手を止めたくない」「機会損失したくない」という私には、時間と投資先を分散して市場に残り続けるのが目標達成の近道なのだと改めて思いました