先週は一時1ドル146円台まで円高が進み、それに伴って日経平均は急反落しました
当然、私の保有している米国株ファンドも為替の影響で基準価格が下がっています
そもそもなぜ今、円高に反転したのでしょうか
調べてみましたので、ご一緒にどうぞ
端的に言うと、日米2つの要因が円高反転のきっかけとなったようです
①日銀によるマイナス金利解除が3月にも行われるとの思惑が広がったこと
②FRB（米連邦準備制度理事会）による利下げが年央にも始まるとの思惑が広がったこと
先週3/7、18～19日に予定されている金融政策決定会合で、日本銀行（日銀）のマイナス金利解除があり得るとの思惑が広がり円高が進みました
これまで、日銀の金融緩和は長期化、米利下げは当分見込めないという思惑が広がる中で、ドル買い円売りのポジションを積み上げてきた投機筋が、一部、ドル売りに動いたと考えられます
そして意表をつかれる形で、その日、高く始まった日経平均は急落しました
年初より、「円安→日経平均上昇」が続いてきました
1ドル150円前後まで進んだ円安に、日本株の動きを支配している外国人投資家の日本株買いを招く効果があったからです
なぜ円安になると、外国人投資家は日本株買いをするのでしょうか
①円安は日本の企業業績にプラス
②円安になると、ドル建て日経平均が下落し外国人は日本株を安く買える
これらの理由から年初より日本株買いが進み、今回の円高によって日本株売り(日経平均急落)を招いたようです
それでは、日本株、米国株は利益確定をした方がいいのかという話になるのですが、私はこう考えてます
たくさん保有しているなら一部利益確定しても良いけど、売り過ぎないようにする、です
なぜなら、日本株も米国株も為替の変動や政治的要因による一時的な下落はあるものの、長期的にはさらなる上値余地が大きいと考えているからです
なお、積み立てで長期投資をしている方は、短期的な売買は不要と思います
私もFANGやNASDAQは短中期目的で保有しているので半分くらいは売却するかもしれませんが、オルカンやS&P500は引き続き淡々と買い増しをしていく予定です
きっと長く市場にいればいるほど、全てを経験することになると思います
そんなとき、狼狽売りなどせず、冷静に対応したいものですね