新NISAは長期積立で投資をされている方が多いと思いますが、最速5年で非課税枠を使い切る方もいらっしゃるのではないでしょうか
かくいう私も後者を目指しています
投資の利回りシミュレーションをすると右肩上がりで資産が増えていくチャートが出てきますが、実際の株価はそんなに順調に推移することがほぼなく、大きく上下しながら資産が増えていき、時にはマイナスで終わることもあります
新NISAの投資上限である1800万円分の投資枠を、最短の5年でS&P500へ投資した場合、5年後にどうなっているのか
過去データからシミュレーションした記事がありましたのでご紹介します
1971年を開始年として、最短5年で新NISAの投資枠を使い切った49回分のシミュレーションデータを見てみました
1971年から最短5年、1972年から最短5年、1973年…、1974年…、、、という2024年までの49回分のデータです
すると、一番最悪のシナリオは2004年に積み立てを開始したパターンで、元本1800万円に対して5年後には1100万円まで減ってしまいます
積み立て開始から投資枠を使い切る5年後の2008年にリーマンショックをもろにうけてしまい、資産がマイナス39%という非常に厳しい結果です
一番最高のシナリオは1994年に積み立てを開始したパターンで、新NISAの投資額上限である元本1800万円に対して5年後には4000万円を超える資産に成長します
5年の積み立てで120%を超えるリターンをたたき出しており、株式指数でこれだけのリターンは相当なものだと思います
(ただし、この後2000年にドットコムバブルがはじけるわけですが・・・)
全部を詳しく見ると、49回中13回(26.5%)が元本を下回る結果となっています
ただし、同じく49回中13回(26.5%)は5年後に資産が2500万円以上になります
つまり新NISAの投資枠を最速5年で使い切ると、5年後の投資結果は4回に1回は元本割れしていて、4回に1回は40%以上のリターンを得られています
過去のデータなので何とも言えませんが、私の引きの強さだと26.5%を見事に引き当てそうな気がします笑
もちろん、元割れのほうで笑
でも、運が良ければ、40%以上のリターンを引き当てれるかもしれません
このように、5年最速投資はリスクと隣り合わせの投資法でした
暴落した時は買い増しチャンスですし、その時がきたら前向きな気持ちで保有し続けようと思います
ですが、やはり一番安全かつ確実なのは、長期積立投資ですね