ここ数年、ずっと円安が続いていますがいつまで続くのでしょうか
円安が続くと物価は上がったままだし、海外旅行も割高でなかなか行けません
とはいえ、私の保有している投信には、全部と言っていいほど米国株が含まれているので円高になると悪い予感しかしません
そこで、円高になると株価はどうなるのか、私の投信はどうなるのか、少し掘り下げて考えてみました
そもそも為替のドル円が円高になると日本株は株安になり、円安になると株高になりやすいと言われています
それは、日本企業において輸出産業で利益を上げている企業が多くあるためです
投資家たちは円高になると日本の輸出企業の業績が下がると判断するため、それによって株価が売られ株安につながりやすくなります
では、円高になると米国の株価はどうなるのでしょうか
円高になるから米国の景気が悪化するというわけではなく、米国の景気が悪化するから円高になります
米国の景気が後退すると、ドル売り → 株売り → 円買い の方向へ進むので、結果円高になりやすいのです
それでは私の保有している投信には米国株が含まれていますが、円高になるとどうなるのでしょうか
例えば1ドル150円が140円になると、円が約7%上昇(円高)することになります
すると、もしS&P500指数に全く変化がなかったとしても、S&P500に連動している投信は約7%下落することになります
さらに1ドル120円まで円高になると、25%下落することも
そして最悪のシナリオの場合、米景気が後退してさらに110円まで円高に進んだらかなりの下落が予想されます
(だって為替の分だけでも35%下落して、さらに株価の下落も上乗せされるわけだからダブルパンチですよね)
これらのことは、60%の米国株が組み入れられているオルカンにも(S&P500まではいかないにしても)同様に起こります
ですので、円高になるとこのくらい下落するかもしれない、ということは想定しておいた方が無難です
それでは、円高に備えてどのような対策が有効なのでしょうか
資産を分散する、これに尽きます
為替リスクにあまり影響のない日本企業の株を保有したり、ドル円に影響のない他国のファンドを保有するのも有効だと思います
我が家は現在、貯金77%:投資23%で資産を保有していますので、仮にオルカンや米国株ファンドが30%下落したとしても、資産全体で見れば7%ほどのマイナスなので、そこまでのダメージはありません
(いや…かなーりショックですけどね…)
インフレ下で円貯金はリスクと言われてますが、我が家の資産例から見ても円資産を持つということは円高対策にもなりますので、円貯金はそこまで悪手とは思えないのです
それに日本で生活する以上、円資産はある程度必要なのかなと個人的には思いますしね
また、円高で割安になったS&P500やオルカンの買い増し資金にもなります
そんな円高になると嬉しさ半分、悲しさ半分のブログでした