新NISAの非課税保有限度額が1800万円であることは周知の事実ですが、この金額を増やす方法があることはご存知でしょうか
現在確定している制度になりますが『NISA口座内の商品を売却した場合には、当該商品の簿価分の非課税枠を再利用できることとなります』と金融庁のページに明記されています
この制度の穴をついて、生涯投資枠(限度額)を増やす裏技があるのです
さきに種明かしをすると『損だしを行う』ことで増やすことができます
例えば、毎年300万円を新NISAで投資したとして、6年目には満額の1800万円に到達します。
このとき1年前に投資した300万円が100万円になってしまった場合、これを売却すると手元に入るお金は100万円ですが、翌年に復活する枠は100万円ではなく300万円です
そして、この100万円でそのまま売却したものを買いなおすと資産は売却する前と全く同じなのに、翌年には(本来はもう買えないはずの)200万円を買える状態になるのです
この手法は、投資家の間で節税対策としてよく使われている『損出し』という行為です
※ 株式投資における「損出し」とは、含み損のある銘柄をあえて売却して損失を確定させ、支払う税金を意図的に少なく抑えるという方法です
新NISAの注意点として、生涯投資枠が復活するのは翌年であるため、価格変動リスクを防ぐためには年末に売却してすぐ年始に買い戻さなならばなりません
また、年間投資枠が最大360万円であるため、この金額以上は無理ですよね
そもそも大前提として、含み損が出ている状態でなければなりませんが
当然のことながら、含み益が出ている時にやってしまう(益出しになる)と、生涯投資枠を自ら減らすことになってしまいますので注意です
もし、リーマン級の大暴落がきて大幅に含み損ができてしまったら試してみようと思います
(大暴落は嫌だけど、何もしないよりは…)
この方法があれば、大暴落も千載一遇のチャンスとして前向きに捉えることができますね