先日のBIS(断熱施工技術者)の更新講習会での講師の話。
講習会らしからぬ本音がバンバン出ました。
結論から言うと
ハウスメーカーや工務店が売っている住宅に付いている24時間換気システムは欠陥だらけ。
私が言ったのではないですよ。
講師の方が異口同音に言ったのです。
その口調は抑えていながらも。ほとんどブチ切れていました(苦笑)。
公的な資格の更新講習なのに、私はビックリしました。
その方は設備のスペシャリスト。
怒髪天のお客様に換気システムのメンテナンスで呼ばれると.......。
24時間換気システムの中は凄まじい汚れ.......。
24時間換気システムはシックハウス対策の為に設置が義務付けられています。
こんな大げさで、デカイ代物です。
しかも、価格が高い.......。
そして、定期的に大掛かりな清掃をしないといけない。
上の写真のダクトの中全部と、機械の中も。
怒髪天のお客様:「こんなもの、掃除出来ますか?」
講師の方:「出来ませんね。プロじゃないと無理。」
講師の方:「(会場に向かって強い口調で)皆さん引き渡しの際には、
24時間換気は月に一度必ず掃除して下さいとお客様に伝えなくてはダメですよ。」
その時の画面がこれ。
かなり恥ずかしい内容もありますが、これが北海道の住宅業界の現状なのでしょうか。
(講習会でこれからのテーマとして敢えて話すくらいだから事例も多いのでしょう。)
聞くところによると、設計士や工務店は現場取り付けの際に、下請けの設備業者にまかせっきりでどうやって付いているかなんて知らないことが多い。
あるお客様が建てた工務店に聞くと換気の不具合を聞いてみたところ
『あっ、ウチの設備屋に聞いてみるわ。』
【ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!!!】
この講師の方は実務で清掃も請け負っているので、2~3日かけて他の業者(工務店)が取り付けた24時間換気システムの清掃に汗だくになり、天井をぶち破って重たくギトギトになった換気システムを下してキレイにしたそう......。
そんな事例が少なくない。
いや、多い、と仰っていました。
講師の方がブチ切れるのも無理はないか......。
でも、まずこんな鈍重で高価、メンテナンスが面倒くさい換気システム、しかもすぐに壊れてしまうような代物を何で売っているのかが分からない。
清掃メンテナンスはひと月に一度。
清掃をしないと、効率が落ちてモーターが焼けたり変な音が出てきたり......。
電磁波は強いし。
もともと音がうるさい。
近所から苦情が来る(講師の話)。
でも、残念ながらこれが日本の住宅のほぼ100%近いシェアを占めているんですよ。
私はこれが嫌で違うものをお勧めしています。
24時間自然パッシブ換気システム。
ハニーハウスの標準にしています。
なんと、ほとんど電力を使わない24時間換気システム。
電気が止まっても、しっかりと換気し続けてくれる次世代の24時間パッシブ換気。
そして、一般的な24時間換気システムの価格の三分の一。
下記の図を見てください。
図の赤い部分が、小さなモーター式の換気扇。
青い部分がパッシブ自然換気。
停電すると赤い部分は換気しませんが、青い部分は永遠に換気し続けます。
赤い部分にもパッシブ換気を付けておくと完璧。
結露もしない、動力も使わない、電磁波も出ないパッシブ換気システムを24時間換気システムに。
ハニーハウスで新築、リノベーションをするともれなく付いてきます。