震災で被害にあった建築物の応急危険度判定の訓練にて | 電磁波と環境ホルモンから家族を守る ハニーハウスのブログ

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応急危険度判定協議会からの画像(この場合の判定は『危険』)

 

北海道建築士会主催で28日、震災で被害にあった建築物の応急危険度判定の訓練に参加してきました。

 

特に先月の熊本地震の際には熊本県、または近隣の県からの判定士の派遣が間に合わず、離れた北海道まで派遣依頼があり、2011年の東日本大震災の経験も踏まえ今後北海道内で震災が発生した場合に、早急に対応できるように被災地応急支援委員会を発足させる意向も確認されています。

 

訓練に先立って、先の熊本地震に北海道から派遣された判定士の方から実際の判定作業の報告がありました。

 

判定作業は判定士が2人でひと組になり、一軒毎にマニュアルに基づいて『調査済』(緑)、『要注意』(黄色)、『危険』(赤)の判定をし、ステッカーを建物に貼っていきます。

 

 

建物、特に住宅の場合で住んでいる方がいる場合は事前に調査の趣旨、「被災後の人命にかかわる二次的災害を防止する為の調査」、を持ち主の方に説明して了解を得たうえで調査・判定に当たります。

 

応急危険度判定協議会からの画像(この場合の判定は『危険』)

 

また、被災に遭った方の心情に最大限配慮しながら、判定における正確さとバランスを取りながら作業に当たったとのお話しや、調査地までの道中がなかなか進まなかったこと、宿舎は熊本県市庁舎にマットを引いて過ごし、ボイラーが壊れていて、調査期間の5日間は入浴が出来なかったこと、食事や水は比較的困らなかったこと、地元の被災者の方々がとても協力的で親切だったことなどが報告の中でありました。

 

この『応急危険度判定』は、、「被災後の人命にかかわる二次的災害を防止する為の調査」、が目的で、恒久的使用の可否や、保険申請や保証に関わる『り災証明』とは異なるものです、あくまで『緊急性』に基づく性質のものです。

 

今回の訓練では実際の建物の被災状況を基に2人ひと組になって判定作業を行いました。

 

画像の状況は『危険』

 

画像の状況は『危険』

 

『応急危険度判定』は行政が登録している民間判定士のボランティアによる作業ですが、現在では約11万人弱の判定士が登録していますが、いざというときのことを考え平時から一般の方にも周知を行い、震災直後の住民の安全を確保するという大切な使命があります。