
東京公演のMCまとめ作りたいなーと思っているうちに12月になり、札幌が終わり、年末の京セラへと突入。しかし、どの業界もそうだと思うけど、11月から師走にかけては、ほんっと忙しい。あっという間だったし、それからこの年末の公演をココロの支えに頑張れた1か月間だった。
めっちゃ甘くておいしい!というみかんを送ってくれた父に連絡せずにいたら、「忙しいとは、心を亡くす、と書きます」「届いたという連絡すらしないなんて社会人失格」というショートメールが弾丸のように入ってて、怖かった。ちなみにまだ怖くて連絡していない←これが事態を更に悪化させる。
気づいたら、おとーやんが、柔和な笑顔で「いーんだよいーんだよ」と好々爺になってくれていたらいいのに。

ちなみに私の好きなフルーツはキウイと桃だっていうことを、おとーやんは覚える気が清々しいほど、ない。おとーやんの贈り物は、おとーやんの好きなもの。ありがたやー。
そんな感じで、心も気づいたら亡くしていたっていう12月の忙しさの中で、京セラに無事到着。これもまた、のちのちもっと深くまとめるにしても、この2DAYSは面白かった。
京セラ事件簿その1 チャンミンが行先を見失う。
まずトップバッターといえば、これですかね。チャンミンがMC中に日本語が出て来なくなり、突然変なテンションになった。こんなチャンミンは15周年の中でもみたことがない(笑)
( ´・J・`)「ああ~~、今完全に行先を見失ってます~~><」
とブワーーーッと汗噴き出す勢いでしどもどろ迷路に入ってしまうチャンミンに、「え?ほんとに?え?」と戸惑いを隠しきれないまま、しかし見捨てる訳にもいかず
(∵ )オチツケ! 「おーいw戻ってこーい戻ってこーい・・・」
と微笑みつつ、チャンミンに呪文をかけてあげるユノヒョン。
おい、最高かよーーーーーーーーー。
その2 カキヤンが街にやってくる。
札幌公演で、カキヤンがいなかったことに対して、寂しさを隠し切れないビギは多かったと思うけど、無事、京セラで合流。
久保田さんのライブと日程が重なっていた公演は、久保田さんの方が先約だったので、そちらを優先したとのこと。
私はひそかに、いつもカキヤンがライブで着てくる服をチェックしていて、「嫁が着てきたカーディガン?」(←なんか透けてるっぽいやつだった)「嫁のブラウス?」(なんか花柄っぽくて、テロテロしてた)「嫁のネマキ?」(そんな感じによれっとしたカットソー)と、ツッコみつつも、やっぱり東方バンドの核である柿崎氏が好きなので、めちゃめちゃ嬉しかった。
その3 サニさんの腰とオンブ。
サニさんの腰の調子が悪いんだっていう話です。
それは東京公演が終わった翌々日くらいに、サニさんのダンスレッスンに行った時のこと。そこには椅子に座ったままのサニさんが。
「腰がちょっと冗談じゃなくやばい」
「ええーーーーーー!」
とはいえ、なんとか頑張って見本を示すサニせんせー。
しかし要所要所危険を感じ取り、動かなくなる。
原因は、サマドリでのユノさんおんぶパフォ。
あれは福岡ではバク転だったのが、東京ではおんぶに。
たぶんユノさんの負担を軽くしたのかなあ、と思うんだけど、このオンブがサニさんにはリスクになったらしい。
「ユノが重いってことですか?」
「いや、重いっていうか、ライブの時ってテンションがあがって、がっ!!と勢いよくのっかってくる上に、ユノがまた背中ではしゃぐから・・・」
実は東京公演で「!!!!!!」という瞬間があって、でもライブ中だと自分も興奮状態だから、なんとか頑張れちゃったとのこと。
札幌までに治るのかなと心配していたら、バク転になったと聞き、あー、サニさん、腰が本調子じゃないんだなーと思った。
大阪も初日は、バク転。
ユノさんが、かなり疲れている感じだったから、バク転は心配したけど、無事成功。
と思ってたら、2日目、オンブ復活!!!
一緒に参戦してきて事情を知っているメグさんと顔を見合わせて、思わず「オンブ!!!!!!!」と大きな声で言っちゃったよねー。でも、明らかに、あんまりはしゃがないように、勢いつけないように乗っかっているのがわかって、「あー、ユノさん、気を遣ってる・・・・」と微笑ましかったw
その4 Somebody to loveにホーンセクションのアレンジバージョン登場!
京セラ2日目。もう何十回となく聴いているサムバなんだけど、この令和元年最後のパフォーマンスとなるこの日に、いつもと違うトランペットの音が大きく絡んでくることに気づく。
新しいアレンジだーーーー!!
ちょっとフュージョンぽい雰囲気にトランペットが絡んでくるアレンジなんだけど、かっこよくって!
これだよこれ、生バンドで、ホーンも追加されてっていうのは、こういうの出してくるからなんだよーーーって感じ。
ライブツアー中、ちょこちょこと変化があるっていうのはやっぱり楽しいね。
これはぜひ、この後の名古屋、2回目の京セラに行く人には楽しみに聴いてほしい。大人っぽいサムバ♥
その5 ユノさんの恥じらい、そしてTシャツ
隠されたものは見てみたいのが人の本能。という訳で、ちらっと見えるものって最高。
まずは2日目。ユノさんのテロテロ青シャツが、やたらはだけてしまい、それを歌いながら「・・・見ないで><」って感じで、オトメのようにきゅっと胸元を抑えて歌っているユノさん。
「よいではないかよいではないか・・・・ほれほれ」と、悪代官化している自分が即座に浮かんできたので、ユノさんの為にも全力でわが脳内に閉じ込めときましたw
しかし、その後も、ピンクのキラキラブルゾンを着てきた時、腕をあげると、ちらっと見える脇腹や脇下。
あれ?下に着ているツアーT、袖がない?かなり深く脇下まで切っている?
ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。よよよよよよよいではないかあああ~!!
うわあーーーーーーーーーーーー! (理性の崩壊)
その6 いろいろとお疲れな東方神起と、ここだけは譲れないもの
東京公演から1か月後の参戦で気づいたことは、とにかく2人とも(特にユノさん)疲れてるなーってこと。チャンミンは初日、歌詞が出て来なくなっちゃったりして、あ、久しぶりだなあって思った。
最初は、ドーム公演2DAYSの初日だから、パワーセーブしてるのかな?って思ったけれど、明らかに東京公演の時にあった気迫とか、切れるような空気感が弱まり、抜けきらない疲労感をなんとか振り切っているなあと感じた。
もうこればっかりは、生身の人間がやっているものだから、長いライブツアー中、全てがキンタロー飴のように、同じものにはならない。それが魅力でもあるわけだし。
2日目になると、ダンスを少し流して、その分歌に集中しようとしているのかな?っていう印象を受けた。Hyde&Seekなんか、細かいフリはかなり2人とも流していて、偶然ではなく、意図的にダンスを少し抑えているんだな、と感じた。
でもこういう時、カッコよく見栄えよく流せるっていうのが、15周年を迎えるプロなんだけど。
ただ、その分、2日目は「ホタルの涙」や、「雪降る夜のバラード」はもちろん、マイデスなんかもかなり圧倒される歌声で、「昨日はPAさんとの調整がうまく合ってなかったのかな?」と思うほど。
今回のライブツアーは、ダンスと歌のバランスでいうと、明らかに歌にものすごくウェイトを置いていて、リップシンクに頼らない生歌が可能になる動線、無理させない演出がとられているな、と思う。
激しいダンスの振り付けは、誰にでも分かりやすいハードさだけど、2人でそれをやるとなると、あれだけ広くステージも作っている中で、しかもドームのようなサイズでは、リップシンクも使わなければやっていけない。
私自身は、BoAちゃんのファンなので、彼女がもうあまり自分のソロステージでは踊らずに、歌メインでステージ構成しているのを見て、長くアーティストとして活動していく上で、歌うクオリティにこだわるのは大切なことだな、という感想を持っている。
色々なライブツアーをこなし、何百という公演をやってきて、今、東方神起も見えないところで変化と挑戦を続けながら、どういう方向に進みたいのか、進むのか、考え続けているんだろうな。
最後に大阪年末で、お友達のハニさんが、大正駅周辺のお店を予約してくれたので、久しぶりにお友達と、ライブの話をあれこれできて、とても楽しんで帰ってくることができました。

ハニさんの東方神起くんたちは、ユノさんにちゃんと見てもらえたそうです。めでたい♥
さあ、残り僅かな2019年。
「年末」や「忘年会」といった単語が普通に飛び出す彼らが、外国人であることを忘れてしまいがちだけど、彼らの国も、私の国も、再び温かい交流を持つことができますように。
あ、あと、おとーやんにそろそろ電話しないとね! ←
・・・・身近な人にこそ感謝を。 by 東方神起
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アールズ出版で、ジャニーズ研究者の福博充さんと対談した時のテキストです。
「著者対談 桃田万里子×福博充 トンペン×ジャニオタ 私たちは何を見ているのか?」
桃田万里子著 2017年刊 東方神起ヒストリーを、インタビューやライブMC、番組などのトークを引用しながらまとめました。
連絡、仕事の依頼は、shinriet@yahoo.co.jpまで